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神風物語
〜Kamikaze Story〜
〜Heal of Rodcet-Nife for you〜

第84話:「Azura Silverdukeとの別離」
(初版:2003/2/5)
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  2002-1-26、この日、同じPaladinをメインにPlayされていたAzuraさんがEQのアカウントをキャンセルされました。

最終日の立ち姿

  Azuraさんと会って話をしたのはいつだったか、確かまだParkingが必要なRaidをしていた頃だったと思います。
流石の俺でも先輩Palに誰がいるかくらいは知っていましたが、はっきり言えば、初めて会う時というのは、生来人見知りの気がある自分には緊張する時間です。
もし、初対面の時に自分から丁寧な印象を受けるのは、逆に言えば初対面での衝突を避けたい俺の気持ちの表れです。

  だから同じPartyに入った時はドキドキしてました。
自分のミスで何か言われたらどうしようとか、そんな要らない緊張を持っていた時に、気さくに話し掛けてくれたのがとても印象的でした。

ところで、Prexus-jpには昔からEro Paladinの人はErodinと呼ばれます。
初代Erodinは網タイツで有名なBlackbirdさんでした。
むしろ彼がErodinの語源であるわけです。
そしてAzuraさんは二代目Erodinです。
High-Elfである彼は、いつもWood-Elfの尻を追いかけながら、

「○○たん、ハァハァ(゚д゚)」

と言っていましたが、RuruさんかLamuneさん限定だった気もします。
というかむしろ萌え限定です。

忘れられないのは、FungusでCampしていた時にRaidやるよーと声が掛かった時に、同じくFungusにAzuraさんが居たので・・・

Kamikaze: "Hail Azura"
Azura: "Hail Ero Pal"
Kamikaze: "you too....."
Azura: "NO! i'm not ero pal!"
Kamikaze: "but you are brother erodin..."
Azura: "oh...yes...."
-port out-

なんて会話をOOCで交わしたのも今や思い出となってしまいました。
このノリの良さが彼の良いところだなと思います。

ちなみに普段の話は実は普通にPaladinの会話だったりします。
Classのこと、PlayerSkillのこと、装備のこと、そういう普通の会話ばかりで、他から途中で話を振られない限りネタトークはあまりしてませんでした。
早い時間にPOPした時など、VLでPalについて歓談しながらEXP-Campをしたものです。

そしてこの日、この時間、BazaarにあるArenaにて、彼の別れを惜しみつつ、宴会状態になっていました。

「俺の顔を見るまで寝かせねぇ!」
とTellで言い放ち、いざ到着してみると、Asakakiさん、Elliseさん、Lamuneさん、Mebius(TsukuさんAlt)がおり、
「Mebi倒したから満足w」
と、満足気に佇むAzuraさん。
そこに後から駆けつけたKaruraがその辺にSnareを入れ・・・・・たせいで、YukikaのWildfireに焼かれる。

Azuraと愉快な仲間達

Azuraさん萌えのLamuneさんが蛮族姿になっていますが、それは御愛嬌。
走ってくるなり全員にTashaしまくりのPrismaさんの仕業です。
むしろTashaの後にSleepとかCastしまくりなのは許して下さい。

ちなみにlvl差もあることから、MebiusはAzuraさんに負けまくりでした。
もっとも、若干押しているところでSelfHealが入るので仕方無いところですが。
Azuraさん vs ElliseさんはElliseさんの勝利でした。

走る!

でも確か、この時はHeal使用不可制限が付いてたかも。
Stunで動きを止めつつも、やはりBSのDmgは大きく、Azuraさんが押し切るかと思いきや、ElloseさんがBSで逆転した感じでした。

そしてLamuneさんから手渡された花火が場を演出します。
こういうのって、MagのSummon品しか知らなかったんですが、作ることが出来るんですね、意外でした。
Lamuneさんは4種類の花火が作れるようで、宙に吹っ飛ばされる花火、蒼い光の渦に包まれる花火、頭上に炎の柱を上げて広がる花火、そして最後に・・・・・えーと・・・・まあ、なんか緑のシュワシュワな花火(笑)
そんな、光る花火によって華やかに彩られたArenaの中で楽しい時間を浸りながらも、俺達はその中に潜む別離の訪れを切々に感じていました。

ネットゲームと言えど、別離の時は悲しいものです。
ましてやお互い仮初の世界で仮初の身体で、文字だけを通して会話するという限定された環境の中で、普通に打ち解けあい話し合うことが出来た出会いの偶然・・・。

Azura:「さて、名残惜しいがそろそろ落ちるとするか。」

おもむろに座り、その言葉を発した彼。
そのひと言だけで、辺りの空気がしんみりしてくる。
しかし、Erodinと謳われた彼をそんな空気で送り出してはいけない、この日、ここに来たのは同じPaladinとして、EQの先輩として、ネタを言い合う友として、背中を合わせて共に戦った仲間として、彼がEQを想い出した時に、それが良い想い出に包まれるものである為に、その最後の日を彩る為に。

Final Sit...

そして、Lamuneさんの最後の花火の終了と共に、Logoutの為のラストカウントが告げられます。
素直な別れの言葉と、「休日は時間合わせて日本語版NWNなんかどうよ?w」みたいな感じで(笑)

彼が去った後、名残惜しみつつ、しばらく雑談をしていたのですが、一人、また一人とArenaを後にしていきました。
EQではもう二度と会えないかもしれませんが、彼に二度と会えないわけではありません。
彼と出会った偶然があったように、彼と再会する偶然の可能性を否定することは出来ないのですから。

この日、EQのAccountを停止し、寝る前の彼の心の中にあるEQが、良い想い出になってくれたことを祈るばかりです。




See you later, fellow paladin.....
and I am looking forward to reunion with you.


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