2002-1-26、この日、同じPaladinをメインにPlayされていたAzuraさんがEQのアカウントをキャンセルされました。
Azuraさんと会って話をしたのはいつだったか、確かまだParkingが必要なRaidをしていた頃だったと思います。 流石の俺でも先輩Palに誰がいるかくらいは知っていましたが、はっきり言えば、初めて会う時というのは、生来人見知りの気がある自分には緊張する時間です。 もし、初対面の時に自分から丁寧な印象を受けるのは、逆に言えば初対面での衝突を避けたい俺の気持ちの表れです。
だから同じPartyに入った時はドキドキしてました。 自分のミスで何か言われたらどうしようとか、そんな要らない緊張を持っていた時に、気さくに話し掛けてくれたのがとても印象的でした。
ところで、Prexus-jpには昔からEro Paladinの人はErodinと呼ばれます。 初代Erodinは網タイツで有名なBlackbirdさんでした。 むしろ彼がErodinの語源であるわけです。
そしてAzuraさんは二代目Erodinです。 High-Elfである彼は、いつもWood-Elfの尻を追いかけながら、
「○○たん、ハァハァ(゚д゚)」
と言っていましたが、RuruさんかLamuneさん限定だった気もします。 というかむしろ萌え限定です。
忘れられないのは、FungusでCampしていた時にRaidやるよーと声が掛かった時に、同じくFungusにAzuraさんが居たので・・・
Kamikaze: |
"Hail Azura" |
Azura: |
"Hail Ero Pal" |
Kamikaze: |
"you too....." |
Azura: |
"NO! i'm not ero pal!" |
Kamikaze: |
"but you are brother erodin..." |
Azura: |
"oh...yes...." |
-port out- |
なんて会話をOOCで交わしたのも今や思い出となってしまいました。 このノリの良さが彼の良いところだなと思います。
ちなみに普段の話は実は普通にPaladinの会話だったりします。 Classのこと、PlayerSkillのこと、装備のこと、そういう普通の会話ばかりで、他から途中で話を振られない限りネタトークはあまりしてませんでした。 早い時間にPOPした時など、VLでPalについて歓談しながらEXP-Campをしたものです。
そしてこの日、この時間、BazaarにあるArenaにて、彼の別れを惜しみつつ、宴会状態になっていました。
「俺の顔を見るまで寝かせねぇ!」 とTellで言い放ち、いざ到着してみると、Asakakiさん、Elliseさん、Lamuneさん、Mebius(TsukuさんAlt)がおり、 「Mebi倒したから満足w」 と、満足気に佇むAzuraさん。 そこに後から駆けつけたKaruraがその辺にSnareを入れ・・・・・たせいで、YukikaのWildfireに焼かれる。
Azuraさん萌えのLamuneさんが蛮族姿になっていますが、それは御愛嬌。 走ってくるなり全員にTashaしまくりのPrismaさんの仕業です。 むしろTashaの後にSleepとかCastしまくりなのは許して下さい。
ちなみにlvl差もあることから、MebiusはAzuraさんに負けまくりでした。 もっとも、若干押しているところでSelfHealが入るので仕方無いところですが。 Azuraさん vs ElliseさんはElliseさんの勝利でした。
でも確か、この時はHeal使用不可制限が付いてたかも。 Stunで動きを止めつつも、やはりBSのDmgは大きく、Azuraさんが押し切るかと思いきや、ElloseさんがBSで逆転した感じでした。
そしてLamuneさんから手渡された花火が場を演出します。 こういうのって、MagのSummon品しか知らなかったんですが、作ることが出来るんですね、意外でした。 Lamuneさんは4種類の花火が作れるようで、宙に吹っ飛ばされる花火、蒼い光の渦に包まれる花火、頭上に炎の柱を上げて広がる花火、そして最後に・・・・・えーと・・・・まあ、なんか緑のシュワシュワな花火(笑)
そんな、光る花火によって華やかに彩られたArenaの中で楽しい時間を浸りながらも、俺達はその中に潜む別離の訪れを切々に感じていました。
ネットゲームと言えど、別離の時は悲しいものです。 ましてやお互い仮初の世界で仮初の身体で、文字だけを通して会話するという限定された環境の中で、普通に打ち解けあい話し合うことが出来た出会いの偶然・・・。
Azura:「さて、名残惜しいがそろそろ落ちるとするか。」
おもむろに座り、その言葉を発した彼。 そのひと言だけで、辺りの空気がしんみりしてくる。 しかし、Erodinと謳われた彼をそんな空気で送り出してはいけない、この日、ここに来たのは同じPaladinとして、EQの先輩として、ネタを言い合う友として、背中を合わせて共に戦った仲間として、彼がEQを想い出した時に、それが良い想い出に包まれるものである為に、その最後の日を彩る為に。
そして、Lamuneさんの最後の花火の終了と共に、Logoutの為のラストカウントが告げられます。 素直な別れの言葉と、「休日は時間合わせて日本語版NWNなんかどうよ?w」みたいな感じで(笑)
彼が去った後、名残惜しみつつ、しばらく雑談をしていたのですが、一人、また一人とArenaを後にしていきました。 EQではもう二度と会えないかもしれませんが、彼に二度と会えないわけではありません。 彼と出会った偶然があったように、彼と再会する偶然の可能性を否定することは出来ないのですから。
この日、EQのAccountを停止し、寝る前の彼の心の中にあるEQが、良い想い出になってくれたことを祈るばかりです。
See you later, fellow paladin..... and I am looking forward to reunion with you.
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