模様左 神風物語
〜Kamikaze Story〜
〜Heal of Rodcet-Nife for you〜

第64話
「冷霧」

(初版:2001/11/06)
模様右

冷霧

Reimu lvl54 Cleric (Rodcet-Nife)

今日は悲しい出来事がありました。
神風が生まれ、lvl4の頃から共にBB時代を過ごし、lvl24くらいまでずっと一緒に戦い、
その後も何かと縁の有った冷霧がEQから去りました。

彼女とは、以前Playしていたネットゲームで知り合い、3ヶ月くらい毎日共にPlayしていた事から、私がEQを始めた時に声を掛け、EQを楽しんでいました。
ただ、彼女は当時学生だった事も有り、社会人の私が時間を合わせるのが辛くなり、私自身がそれに負荷を感じるようになってしまった為、その後はそれまでのように一緒に行動する事は少なくなりました。

それから一年、彼女は学校を卒業し、現実での生活が忙しくなった事からEQには本当にたまにしか姿を現さなくなりました。
諸所の事情で、あまり連絡も取らないようになり、今頃どうしてるかなと思っていた今日、彼女は最後の姿を現したのです。

「これがEQ last pop」

挨拶の後に聞いたこの言葉に、何故か郷愁の念が込み上げてきました。
そして、気付いたら今日のこの日を共にPlayする事になり、その時点で今日は最後まで彼女を見送る事にしました。

冷霧とPlayする最後の舞台になったのは、「The Hole」
普段、私がFarmとしている場所です。

会話はネットゲームの話になり、普通にCampが進んでいきます。
一部のアクシデントとして、Marvelが動けなくなっていたりしましたが、それは冷霧のSubCharaである琥珀に渡されたお金の重さらしいですが(笑)

少しだけメリハリのある戦闘を終え、冷霧が落ちる時間が訪れます・・・・・。

我々は一路、私達の故郷であるEQ最初の街、Qeynosに向かいます。
そういえば、貴女は最初にHigh-Elfでやりたいと言っていたのに、QeynosのHuman/Clericになったのは、私が先にQeynosにキャラを作っていたから、無理を言ってこっちに来て貰ったんでしたね。

West-Karanaの平原を走り抜けながら、かつての思い出に懐かしさを感じます。
BanditのPullに失敗して走り回ったあの日。
案山子狩りに明け暮れて、QeynosからBindを変えなかったあの頃。
狼に手を出して、Druid&Rangerに殺されて怒っていたあの日。
BBで戦いが上手くいかずに悩んでいた頃。
二人でErudinに初めての船旅をして、ワクワクしながらも暗いToxxの森で死んでオロオロしたあの日。
全てが泡のように浮かんでは消えていきます・・・・・。

WKに着いた時、貴女は久しぶりに案山子をやりたいと言って、案山子を一体狩りました。
昔は二人で散々苦労して倒したのに、今では一撃です。
あの頃、憧れていた強さを私達は手に入れたのでしょうか?

その先にあるGuard-Towerの側に着いた時、ふと初めてここを通った時の事を私は口にしました。
あの時、道を知らない私達は近くにいた外人に、安全な道を聞くのになけなしの英語で尋ねた時のこと、憶えていますか?

そして、Qeynosに着いた貴女は、私に貯金を渡して、
「これを形見に、いや遺産か(笑)」
と、言いました。
せめて形見なら思い出と共にBankに預けておけたのに・・・・・
ふと、そんな事を思ったりしました。

そして、もうすぐ別離の時が訪れます。
場所は、我々が崇拝する癒しの神、Rodcet-Nifeの神殿、Temple of Life。
貴女はRodcet-Nifeに最後まで忠誠を誓うと言い、共に居たKohime、Marvel、Suzu、そして私にお礼を言い、
「また、どこかで会おう :D」
そう言い残して、この世界での生を終えました。

本当の事を言わせて貰えば、実は少しだけ後悔していた事があります。
lvl20くらいの時、WKからQeynosへの帰り道、いつも通っていた案山子に飽きた貴女が、「違うところに行きたいなぁ。」と、
ぼやいたのに少しだけ憤りを感じた私は、貴女に「いいよ、俺達の事は気にしないで。」と言い、貴女がそれに「本当にいいの?」と答えた時。
結局、それ以来、私達が一緒に遊ぶ事は少なくなりました。
でも、あの私の答えは私自身の苛立ちが生んだものでも有り、貴女への配慮に欠けていたかもしれないと、今では思っています。

今、神風がやっと貴女にlvlが追い付き、一緒に遊べるようになった時、貴女はこの世界から去りました。
それに対して、郷愁の念は感じますが、留めようとする気持ちは出て来ませんでした。
貴女はこの世界で既に何かを探求し、見つけたのでしょう。
恐らく、EQにおける冷霧というキャラの寿命の訪れを妨げる気は生まれなかったというべきでしょうか。

また縁が有ったら出会う事もあるでしょう。
でも、神風というキャラは別離の悲しみを感じ、しばらくの間は郷愁の念を抱いているのだけは確かでしょう。

過ぎ去りし日々

冷霧登場
Qeynos Hillに3人で・・・
Qeynos港にて
Qeynos港の2人
革装備の冷霧
Qeynos門にて
BBのGiantSnake戦
Chain装備の冷霧
猫島で
GB Camp
Caz 4c Topにて




過ぎ去りし日々

神風の戦いは、貴女と共に始まった。
一緒に冒険できて楽しかったよ。ありがとう。
そして・・・・・また、どこかで。

Kamikaze Silentwind
〜Paladin of Rodcet-Nife〜

模様左
Kamikaze Silentwind
Half-Elf Paladin
lvl53 + 2.7bbl
模様右
>>>>>Return>>>>>
<<<<<To be Next<<<<<