神風物語

〜Kamikaze Story〜
〜Heal of Rodcet-Nife for you〜

第3話
「彼と私の永遠なる小さな交点・・・」

Kamikazeは、困っていました。
いきなり最初から色々なものを貰ったRasetsuと違い、
彼はお金が無かったのです。

そこで、釣りをする事にしました(笑)
魚の他に、錆びた短剣なんかも釣れるので、
結構お金になります。
釣りざおは消耗品ですが、
それでも、マイナスになる事の方が少ないです。

しかし、ここでKamikazeも窮地に陥ります。
釣りに飽きて、少し冒険しようと思い、
Everfrostに遠出をしたところ、全く見た事のない土地に入り、
しかも、圧倒的な強さの敵に殺されてしまったのです。
とりあえず、少ない貯金を下ろして、
剣と食料だけを携え、再び雪原を一人で走っていたところ、
Kamikazeを助けてくれたのが、彼だったのです・・・。

Bardの「Bambino」・・・・・・
そうKamikazeが生まれてすぐに、一緒に戦った彼です。
彼は、この雪原で戦っていたらしく、
私を見かけるとすぐに、
「久しぶりだ。しかし、こんなところで一体何をしているんだい?」
と、声をかけてくれました。そして私が、
「久しぶりだ。私は、自分の死体を探しているんだ。」
と言うと、すぐさま、
「分かった。私が探すのを手伝おう。君はここにいてくれ。」
そう言うと彼は、Selo's Accelerandoを奏でながら、
走っていきました。

そして、数分後、彼は、
「見つかったよ。私について来てくれ。」
そう言って、私を連れて行ってくれました。

更にその後、
「ここは君のレベルでは、まだ戦うのは難しい。
一旦、BBまで戻るべきだ。
もし必要なら、私がBBまで君の事を送るよ。」

私は、その言葉に甘え、送ってもらいました。
そして、彼は私を送り届けると、
再び自分の戦場へと帰っていったのです、
が、別れ際に私の声が届いたかどうかは、
分かりませんでした。
別れの時、Kamikazeは片言の言葉で、
彼にこう言ったのです。
「ありがとう、そして、君と再会できて私はとても嬉しい!」

同じLVでスタートした彼に、
私はいつの間にか抜かれていました。
でも、それについて悔しさはなく、
逆に助けて貰った事、
そして再会の言葉をかけてくれた彼に、
自分の語学力の無さを恨む程でした。

しかし、Kamikazeは忘れる事はないでしょう。
初めての異国の友人であり、共に戦い、
そして、自分を助けてくれた恩人でもある彼が、
仲間の為に歌い続けるその旋律と歌声のことを・・・・

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