立志モード日記:【舞夜】


 舞夜は俺的脳内設定の中で志征に対するヒロイン格で、一刀流の剣技に長けたツンデレ系という事で周泰モーションにしようと思っていたら、弟が周泰モーション女武将『蒼』を作成したので、高速移動無双乱舞の素敵な乳首丸出し暴れん坊武将『甘寧』に仕官する事にした。

 仕官して最初の衝撃は、甘寧将軍が普段から上半身丸裸だった事だ。呉の地は確かに暑いし、甘寧将軍が元水賊だったのは知っているが、裸にも程があるというものだ。黄巾の乱では敵兵が馬鹿にしているのを小耳に挟み恥かしかったが、本人があの調子では、言っても聞かないだろう。乱が終わってから甘寧将軍が笑顔で甲刀を手渡しながら褒めてくれた。スキルはチャージのみを習得した。

 謀反人董卓を討伐する為、虎牢関に赴く我々呉軍。一騎当千と言われる呂布対策を全くしていないのはどういう事か・・・。虎牢関に付くと貂蝉という踊り子のような女性が突撃してきた。しかも同姓だからなのか執拗に私を狙ってくるのはどういう事か。驚きの連続だ。何とか貂蝉を討つ事が出来たが、甘寧将軍が食べ物をくれなかったら、討たれていたのは私の方だろう。
 そして案の定、呂布軍に相対する。やはり噂通り呂布は強い。敵を薙ぎ払って何故か私の方に直進してくるので、甘寧将軍に任せようと逃げた。

 それなのに甘寧将軍は兵士いじめに夢中で呂布は私にまっしぐらだ。自分の美貌なら仕方ないのかもしれないと、冗談めかして自嘲する暇すら有りはしない。甘寧将軍と同じ武器を使っているとは言っても、無双乱舞を覚えていない私は一度殴られたら、すぐさま泰山府君と出会えるだろう。

 とにかく攻撃に当たらないように必死で刀を振り回して、一般兵士相手に雄叫びを上げる上司を尻目に、呂布、徐栄、董卓と立て続けにこの手で討った。ここで裸の上司が五段攻撃を教えてくれたので、無双乱舞と尋問を取った。

 赤壁の戦いで私の才能は開花したんじゃないだろうか。裸の上司直伝の炎アッパーが文字通り火を吹き上げている。また上司直伝無双乱舞での追撃や離脱も気に入った。

 建業の戦いでは、裸の上司の特攻ぶりに辟易した。流石の私でも総大将と裸の上司を同時に守るのは足が追い付かない。仕方ないのでいつの間にか得意と言われるようになった先行強行偵察で徹底的に伏兵を洗い出して片付ける事にした。伏兵武将達は追い込まれた途端に逃げ出そうとするが、疾風すらも私の追撃の刃から逃れる事は出来ない。現に誰一人逃れる事は出来なかったのだから。

 いつしか私は武に生きるものと呼ばれるようになった。そして今、私の旅は続いている。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...