Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2009年6月)

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2009/6/29:
アガレスト戦記ZERO、ロロナのアトリエ

 ベタですが、特にやるゲームも無かったので表題の2本を購入しました。


 まずはアガレスト戦記ZEROから。

 二世代に渡るSRPGで、一世代目の主人公と嫁候補三人の中から一人を選ぶ事で、二世代目の主人公の能力が変わるというソウルブリードが売りの一つ。前作は五世代でしたが、今回は二世代みたいです。
それと、エロゲのオマージュ?とも思えるべきCGの数々も売りみたいです。風呂バナナ(女キャラが風呂でバナナを食べてるCGらしい。フェラのオマージュ?)とか・・・。
 で、問題は製作がアイデアファクトリーです。IFです。スペクトラルフォースとかのIFです。アイデアは確かにいいんだけど、作り込みの甘さが常に目立つっつーか、物足りないっつーか、そんな迷作の数々で、俺も何度悩まされたことか・・・。
 前作はSRPGファンにもそこそこ人気があったみたいで、一見すればキャラゲーの風体なので、そっちから釣れたユーザーも多いだろう・・・というか、むしろそっちのユーザーの方が多いんだろうと踏んでて、実際は戦闘システムそのものはゆるいだろうと思ってたのですが、いざ始めてみると、戦闘きっついです。難易度ノーマルで始めたのに、雑魚戦で大抵誰か倒れてます。
 キャラのHPが0になると重傷者扱いとなって、治療費がかかります。が、治療費に限っては借金可能なので、資金はどんどんマイナスになる一方。装備の練成や、スキル開発にも金がかかるというのに、資金はどんどんマイナススパイラルに陥っていくのです。実際、俺も称号獲得によるボーナス資金で何とかプラスになってるようなもので、これは参りました。

 さて、その難しいと言ってる戦闘システムですが、概要は公式サイトを見て貰うと分かるのですが、移動フェイズと戦闘フェイズに分かれていて、各ユニットの移動先を指定→フェイズ終了と同時に敵も含めて一括移動というパターンです。また、アクションフェイズでは各ユニットはその位置から攻撃をするのですが、ユニット個々のエクステンドエリアがあって、そこにそれぞれのユニットが配置されている場合、一括で攻撃する事ができます。この時に特定のスキル同士を組み合わせると連携技が出せるのですが、これがメインの攻撃手段になります。
 移動力やスキルは双方ともAPに管理されていて、APがあるだけ行動ができます。
こう書くとそんなに難しくなさそうなんですが(実際、最初は自分でも余裕と思ってました)、よく考えると敵の移動先が分からないのと、エクステンドエリアの有用性の為、移動フェイズはパズル的です。次に続くアクションフェイズでも、一括で各個撃破するとAPが足りなくなって、行動の遅いキャラは自分の順が回ってきた時にはAPがなくなってるとかザラです。まあ、出撃ユニットが全員エクステンドエリアに入ってれば、まとめて行動できる訳ですが、これが案外罠なんですよ。気付いたら攻撃力が高い敵ユニットが防御力の低い味方ユニットを集中攻撃してるとか。まあ、味方がやられると、他のキャラのSPという値が上昇して、敵を一撃で倒せるようなキャラ固有のエクストラスキルが使えるのが早まるわけですが。前作から生贄作戦としてメジャーな手法らしいですが、それやると治療費がかかるわけで、リザレクションスキルが開発できてない現状では、もう戦闘が辛い辛い。
 ならば、余裕で倒せる雑魚を倒して経験値を稼ぎ、レベルを上げれば〜と、思ったら、弱い敵を倒してもEXPも金も補正が入って雀の涙程度・・・というわけで、なかなか先に進めず困ってる訳です。

 あー、なんつーかベルウィックサーガを思い出します。あれと同じくらいに難しい。IFなのにIFなのにIFなのに。これ、キャラを前面に出した宣伝をしてるから軟派なキャラゲーと思われてるだけで、実際はすっげー、SLGファン向けの作品じゃないかと思いましたですよ。


 で、キャラゲー的展開のADVパートですが、エロゲーもよく遊ぶ俺には、これはこれで結構悪くない。
 特に!一世代目のヒロインは、おとなしいお嬢さん系のルーティエ、おっとりしっかりお姉さん系の紗弥音、主人公の隊の副官で隊長の右腕フリーデリンデ(通称リンダ)の3人なのですが、実際どのキャラも結構キャラが立ってて、誰を嫁にするか迷うのです。実際迷ってました。好み的には落ち着いてる紗弥音かな〜と、思ってたのですが、リンダのイベントを見たら、もうリンダしかいないだろ!みたいになってしまいました。
 リンダが加入してすぐのイベントだったのですが、元々リンダは主人公を好きで、自分なりのアピールするものの、いつも空回り。隊員の皆もそれを暖かく見守ってたのですが、主人公のジークハルト(通称ジーク、又はじー君)は朴念仁タイプで誰にでも優しく、使命を受けて隊を離れた時にも気付いたら女の子の仲間がいっぱいに。
久しぶりに隊と合流した時にそれを見たリンダは危機感を感じ、隊長の左腕で、ジークが隊を離れた時もジークと行動を共にしていた従兄弟のユージェンに相談します。するとユージェンは、

「ここは思い切って自分の思いをぶつけてこい」

と、アドバイス。これを聞いてリンダは超気負います。というかリンダは気負い過ぎると緊張してしまうタイプですが、一度そうと決めたら思い込んでしまうタイプというか、

「よし!そうと決まれば早速特訓だ!」

と、ユージェンの話をキチンと聞かずにどっかに走り去ってしまいます。
翌朝、剣のトレーニングをしているジークの元に行って、

「隊長!わ、わた、わたた、私の、き、きききき、きも、きも、気持ちを・・・」
「う、うけ、うけけけけけ、受け取ってくださーい!」

と、ジークに突進。この時に選択肢で、「かわす」「剣で受け止める」「真摯に受け止める」と出るのですが、ここで「真摯に受け止める」を選択。リンダの好感度が上昇、他2人の好感度が低下。
そして、リンダの突進を受けたジークは崖の下に落ちていき、それに気付かないリンダは、

「結婚したら、白い家を建てて、白犬を飼って、あ、名前はジョンって言うんです!子供は3人くらい頑張っちゃおうかな〜なんて・・・」

と、のろけるのですが、そこで隠れて様子を見に来ていたユージェンが登場。

「馬鹿!何をしてるんだ!お前の凶行でジークが崖に落ちたんだぞ!早く助けにいくぞ!」
「え?た、隊長!今、行きますー!」

という展開で終了するわけです。このゲーム、フルボイスですから、全部喋ってます。「う、うけ、うけけけけ」とか、どこの悲鳴だよってくらいの上擦った声で笑ってしまいました。隊を仕切ってる時や戦闘での勇ましい台詞や姿はどこにいったのだろうという位のギャップです。素晴らしい。




 でも、戦闘が難しくて、さっぱり先に進めないんだよなぁ・・・・・。




 さて、次はロロナのアトリエです。

 実はアトリエシリーズって初めてなんですよ。自分が男のせいか、主人公が女の子だと感情移入しきれなくて、RPG的に楽しめないからスルーしてたってのが理由でして、個人的には男女性別を選べるシステムが一番好きなんですけどね。
 でも、いざ初めてみると、そんなに違和感ありませんでした。キャラがよく出来ていて、会話も楽しいし、アトリエ取り潰しを回避する為の王国からの依頼もそんなに難しくなく、普通に練金してれば簡単にクリアできてますから、多分普通にクリアするだけならそんなに難しくないんじゃないかなって思ってます。
 まあ、まだ一年目の7月なんですがね(クリアまでの期間は3年間)。ネットで街の人は変人が多いと書かれてましたが、本当に変人が多いです(笑) ロロナの両親も師匠も変わり者だし。のんびり楽しむって意味ではいいゲームなんじゃないかと思ってますが、1回だけフリーズされました。その内パッチ当たるのかな〜。FWを最新の2.80にすれば回避できるとか色々と情報は流れてますが、どうも分かりません。実際に自分がフリーズしたのはFW更新前で、プレイ時間1時間くらいの時に戦闘を逃げた際にフリーズでした。PS3が全てのボタン入力を受け付けずに仕方なく本体の電源を落したのですが、FWを更新した後は4,5時間連続でプレイしてもフリーズしてません。1回だけフリーズしそうだな〜と、思った時もあったのですが、イベントの読み込みが長かっただけみたいです。まあ、その内、対処されるでしょう。


 うーむ、ロロナの方が話題性は高いのに、自分で書いたらアガレスト戦記ZEROの方が長くなってしまった。予想外だった戦闘難易度の高さと、リンダの「うけけけけ」があまりに印象的だったというのがその理由でしょうが。


2009/6/23:
再就職

 15日に面接を受けて、「来て貰っていいかなと思ってるんですよ」と、言われたのですが、諸条件で少し考えたいと返答し、22日になって「働かせて頂ければと・・・」と連絡して、7月1日から出勤する事になりました。9ヶ月ほど続いたニート生活も終了です。

 今度の会社は金属加工屋さんで、またまた工業系の仕事です。というか、学生の頃は数学が苦手で、工業系の仕事とか絶対あり得ないとか思ってたのに、13年の鋳物屋生活を経て、すっかり工業畑になってしまいました。
業務内容は3DCAD/CAMオペレータだったのですが、生産技術とかISO9001関連とかもやって貰いたいと言われて、試用期間3ヶ月の時給も良くはなかったので決心するのに時間がかかってしまいました。
つーか、履歴書に鋳造方案作れます〜とか、ISO事務局経験有り〜とか書いてたから、そっち方面を期待されるのは当然ですわな。でも、CADオペレータ的には初心者に毛が生えた程度で、要求されるモデリングが出来るかどうかは不安。ついでに、金属加工分野については、取引先の関係で少しだけ聞きかじりした程度なので、主たる業務でやっていけるかも不安があるんですけどね。
 でも、先日遊びに行く時に、たまたまお世話になってた木型屋さんに会って、挨拶がてら少しその話をしたら、
「君なら大丈夫だよ。すぐ出来るようになるって」
と、言って貰えたのは少し背中を押して貰えた感じ。ついでに今月中に世話になった職人Sさんや顧問Fさんにも、就職報告がてら話がしたいところだな〜。

 そういや、面接の時に、「ちょっとモデリングしてみて下さい」と言われて手渡された図面が、鋳物で作ってた図面でびっくり。この会社の図面、製作日が古いからRとか適当なとこあって、ソリッド(密度情報も持つ3Dモデル)モデリングすると、拘束条件を指定し切れないとこあるんだよな〜。その辺、どうやってるのかな〜。木型とかなら、木型屋が上手く作ってくれたりするから、鋳物屋的には困らなかったんだけどさ(笑)


 ま、そんな訳で、再就職が決まったのです。期待よりも不安の方が大きいのだけど、まあ、気負わずにやってこうと思います。気負いすぎて、また抑うつ症とか嫌だし(笑)


 しかし、前の会社を辞めてから、色々と自分の噂を口伝えに聞く事が多かったのですが、「何でも出来る」とか、色々と高評価して頂いてたみたいで驚きですね。本人はどちらかと言えば、おっかなびっくりで仕事に取り組んでたし、半分遊んでたとこもあったし、正直こんなんで大丈夫なのかと、何度も自問自答してたのにねぇ。
振り返ってみても、前の会社を辞めたのは惜しいと思う部分もあるんですが、今でも続けていられたかなと思うと、「あの状況では、それは無理」というのが本音なので、自分個人としては辞めて正解かなと思いますね。


 あー、それとCβが当選したというTower of AIONも少し遊んでます。時間制限ありなので、適当に遊んでるのですが、韓国MMOにしてはよく出来てます。つーか、他のMMOをよくパクってると言った方がいいのでしょうか(笑)
韓国MMOの特徴であるよく出来た見た目と、そこそこ遊べるレベルなので、日本ではそこそこ好評かもしれません。でも、パーティを組んで遊んでないので、パーティ戦がどうなのか分かりません。あと最終的にはPvPコンテンツがメインみたいなので、そこまでいくとあまり好みでは無いんですが。課金も月額2500円という噂なので、ちょっと高いですしね〜。市場的にはネットコンテンツってのはメインになりつつある感じなのに、実際にネットゲームそのものは斜陽してる気がするんですよ。説明できるほどの理由がある訳では無いのですが。
 ま、折角ですから、自キャラのSSでも少し。天族のソードウィング(攻撃寄りのTank型)です。
左はLv10くらいの頃、右はLv19の頃のSSです。

ゼクリウス ゼクリウス

改めて見ると、目付き悪いですね(笑)


2009/6/12:
近況

 ハローワークインターネットサービスを眺めながら、引き篭もってる毎日です。

先月くらいに自宅に燕が巣を作って、子育てを始めたのですが、羽化後に巣が落ちて生まれた雛の6羽中4羽が死んでしまいました。親が生きていた巣を戻し、生きていた2羽を巣に戻した所、親鳥も巣が落ちた直後はどこかに行ってたのですが、2羽が生きているのに気付いたらしく、再び世話を始めたので一安心。ちなみに一昨日辺りに2羽とも巣立って飛んでいきました。
ちなみに、次の写真は生まれて一週間くらいの頃に撮った写真。デジカメの音に反応したのか、普段は巣にうずくまっていたのがヒョコっと顔を出したみたいです。

燕の雛

 映画を観に行きました。往年の名作スタートレックの最新作です。やっぱスタートレックはいいな。以前、フジテレビで深夜にやってて、眠れない時なんかはちょこちょこと観てたんですが、Mr.スポックの片眉上げが忘れられませんね〜。あとエンタープライズ号を吊ってたピアノ線とか(笑)
流石に今回の作品はCG使ってますけど、迫力のある映像になってました。ストーリーもかなり燃える。ちょっとネタバレになってしまいますが、オープニングでカーク船長の親父が乗員と家族を守る為に12分間だけ船長として任務に就いたシーンは、思い返しても涙が出るほど渋い。散り際の「I love you」とか、もうね、家族を守る父親の姿ってのがすっごい印象的で。ていうか、そこで本当に涙を流してたりしたんですが。

その後は、飽きさせない展開で、旧スポック役のレナード・ニモイとか出てきて、心の中で思わず「うぉおお!」って叫んでたり。流石に上映中に叫べませんけど、嬉しいキャスティングです。TV放映中(1966〜1969)の頃から大分経ってるんで、すっかり歳をとられてますが、そこにもまた意味があって、すげー!これなら新生スタートレックとして、またシリーズ化できるじゃん!とか思ったり。これからの展開も楽しみになってきました。


 暇つぶしは相変わらずゲームで。三國無双5 Empiresをやりまくってました。
前回も書きましたが、エンパに期待していた国盗り要素が味気無いのが残念ですけど、グラフィックや操作感は良いし、アクションも今までの無双シリーズとガラっと変えているので新鮮ではあるのです。それにエディットも今までの無双シリーズの中では最高なわけで。
でも、やってるとエンパ要素が欲しくなって、PS2を引っ張り出して、3エンパと4エンパをやり比べてみました。結果的に、3エンパの仲間の強さ、エンディング編集、中間実機ムービー、4エンパの国盗り関連システム、掛け合い台詞、特別賞賛、中間実機ムービー、5エンパのエディット、結婚・義兄弟システム、武将モード+αが組み合わされば最強なんだけどな〜。必ずどこか欠けさせて満足させてくれないのは相変わらずKOEIですねぇ。これで本当にEmpires SPとかEmpires猛将伝とか出たら泣けるわ〜。

 あー、あとTower of AIONのCβ当たったなぁ。PvPメインらしいし、MMOだからCβ後も続くかどうか不明だけど。


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