Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2008年11月)

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2008/11/18:
一人で外食した話と真・三國無双Online

 相変わらず休職状態が続いて、自宅で休んでいるのですが、ちょっと煙草を買うついでに一人で外食しに行ってみました。

久しぶりにとんかつが食べたいなーと思って、近くに美味しいとんかつ屋があるので、少し気を奮い起こして、お昼を一人外食。久しぶりのヒレかつ定食を食べました。相変わらずここの肉は美味しい。衣はさっぱりサクサク系で、俺が通ってる床屋さんは、この衣が好きじゃないと言ってましたが俺は好み。肉も柔らかくジューシーだし、久しぶりだったのもあいまって食が進みました。
周囲をパチンコ屋に囲まれてますが、店は静かで御夫婦二人で切り盛りしてるのですが、お茶が冷めた頃に入れ替えてくれたりと、さり気無い気遣いが嬉しい店です。


が、いざ注文などをする時、思ったように声が出ません。自分でも驚くくらいにか細い声で、意外に自分で思ってる程には回復したって訳じゃないのかなー。
後輩Mと遊んだ時にも自覚はしていたけど、段々と元気になって、軽口を叩けるくらいにはなってたから、平気だと思ったんだけど。まあ、これから先どうするかを決められていないという思いが少し重圧になってるのは確か。親は生活は大丈夫だからと言ってくれてるのですが、脛を齧ってのうのうとしてるんじゃないかという自分への疑問があるのも確かで・・・って、そう思うのがよくないのかな。


 近況はこの辺にして、MMORPGばかりでちょこっとアクションがしたいと思ったので、真・三國無双Onlineを試してみました。現在は基本プレイ無料アイテム課金で、KOEIのオンラインポータルGame CityのIDでプレイできます。ちなみに1IDに付き1キャラしか作れないので、男女作りたくて思わずもう1つIDを作ったりして。まあ、ID作るのも無料なんでいっか、と。
やっぱりオフラインとは違いますが、ソロでもプレイできるのでたまにやるにはいいかな。ソロしかしてませんが、やってみた感じではステージの時間制限がオフラインよりもかなり短く、依頼をこなしたりするとフィールドを歩き尽くすってのは難しいかも。
武器を成長させたり、やり込み分はやっぱ多いですね。でも戦闘中に敵兵の落とす瓶みたいなのを集めて、武器を強化する(グラディウスの自機強化みたいな感じ)事で、ランクの低い武器で連撃数を増やせるし、敵はワラワラしてるしなので、それなりに期待通りかも。服飾関係は制限が無いらしく、見た目だけ変えたいなら安く手に入れられるので、この辺は楽しいかも。


2008/11/4:
物語色々

 前回の日記を書いてから、励ましの連絡を下さった方々、ありがとうございます。
お陰様で大分良くなってきたのを実感していて、今週辺りから家族と談笑も少し出来るくらいになりました。

これからの生活について、大きな選択をしなくてはいけない時期が迫ってきているのですが、未だに決断しきれずにはいますが、転職という方向に気持ちは傾いていっているように思います。でも、今はまだ20日まで休職という形で保留にしているのですが。


 暗い話はここまでにして、今回は少し映画や読書の話を。

 まず最初は『アイアンマン』です。
映画の公開が10月31日までだったので、公開終了までに映画館で観たいなと思っていて、たまたま会社の用で自宅に来てくれていた後輩Mに、この映画を観たいと言ったところ、快く連れていってくれました。
MARVELコミックの中でもマイナーなヒーローなので、アメリカ本国でも前評判が悪かったものの、いざ封切りになったら批評家が大絶賛だったという話をTVの映画紹介番組で知っていて、友人CARCASSも面白いと褒めちぎっていたのですが、その絶賛ぶりに違わぬ素晴らしい出来でした。
笑いあり、涙あり、恋愛ありと申し分ありません。スーツの飛行能力テストで「次は2.5%出力を上げてくれ」と言って、自宅のコンクリートの壁に大の字で逆さまにぶつかるというこち亀的シーンには、思わず笑いが込み上げてしまいました。最後のシーンでAvengersについての描写があったので、続編もあるのかなと期待しています。
一番残念だったのは、映画を観ながら楽しもうと買ったポップコーンとコーラを、プレートにどっちも乗せて階段を上がっていたら、プレートを片手で持っていた為、先端が下がってしまいコーラがばしゃーっとこぼれてしまった事です。残念がって着席した後、後から入ってきたおじさんが怪訝な目でこぼれたコーラを見ていましたが恥辱の至りです。どんな恥辱プレイですか。ちなみに、映画が終わった後にはきれいに乾いていました。

 次も映画の話で『レッドクリフ』です。
これも後輩Mと観に行きました。後輩Mも三国志は好きで、俺自身も三国志以前の中国の歴史に興味があるので、観るのはやぶさかでは無かったのですが、ジョン・ウー監督だったのが非常に気になっていました。
これは個人的な感想なのですが、この監督の映画は何本か観てるんですが、派手なんだけど、どことなく微妙で上述のアイアンマンのように面白いという評価を出来ないでいました。中国出張という経験から、中国人というのは全体的に見ると、非常に派手なものを好みます。それも機能性よりも見た目の派手さを選択する傾向にあると感じました。色彩的に言えば、ラメとか派手な朱色を選ぶのです。それが作品性にも多く出ているのではないか、と、思っています。
そんな懸念を抱きながら鑑賞した訳ですが、個人的に良かったと思うのは、孔明役(金城武)と張飛と孫権の俳優さんの演技が良かったという点です。特に孫権役の人はその表情で若くして呉の王となり、老臣との関係に苦悩する孫権を、表情だけで上手く伝えていたので、彼はきっと今後、世に出てくるんじゃないかと思いました。
作品全体の感想としては、やっぱり微妙だったというのが正直な感想です。
一番気になったのは、赤壁の戦いを描いているのに、カメラアングルの多くは顔のアップばかりで、大きなスクリーンに俳優の毛穴が見えるくらいのアップの連続で目が疲れました。
赤壁の戦いというのは正史では大した記述が無く、娯楽性の欠片もありませんので、小説や映画のようなメディアでは、その作者の腕によるところが大きいわけですが・・・周瑜と孔明の交友とか、まだそこに居ない筈の人がその場にいる・・・つーか、なんで許チョが曹操の側にいないのよ!とか、長江狭くない? 今の船で片道40分くらいかかるくらい川幅広いよ? 云々、ちょっと個人的には「えー、そりゃ無いよ」と思うところが沢山ありました。後輩Mも同じだったようで、次に彼が後輩達に誘われて吹替え版を観る事になったら、その時は仕方なく付き合うけど、観ながらビール飲むと言ってました。
もっとも、そういう解釈は別にして、壮大なスペクタクルと銘打ってるからには、軍隊戦は期待できるかなと思っていたのですが、こっちもガッカリでした。同じ中国映画でも墨攻では趙軍が規律正しく理に適った動きをしており、観終わった後にCARCASS共々「軍隊を使っているだけあって流石だな」と褒め称えていたのですが、レッドクリフでも軍隊を使っていたみたいなのですが、何とも雑な動きで残念に感じました。
また、八卦の陣が披露されており、騎馬部隊を誘い込んで太鼓の音で形を変えて壊滅させていましたが、なんだこりゃ!って感じです。騎馬上から各陣取りの中身が見えるのに、騎馬部隊が分散して綺麗に陣の中に入り込んでいく姿に思わずポップコーンを吹き出しそうになりました。
 映画を観終わった後の微妙感は何とも言えませんでした。
翌日、親が映画を観に行くと言ったので、「それなら容疑者Xの献身の方が面白いと思う」と言ったら、そっちを今年82歳になる祖母と一緒に観て来たらしく、父母、祖母揃って面白いと大絶賛でした。うう・・・。


 最後は小説「エバークエスト連合帝国の興亡 」です。
 EQ1をプレイした自分にとって今でも心残りなのは、Combine Empireの皇帝Tsaph Katta暗殺の謎です。小説の序盤で皇帝は暗殺され、その後は主人公アータルタールとセルによるOcean of Tearsでの海上戦、現FreePortでのOrc&DarkElfとの攻防、アータルタールと長きに渡ってライバル関係にあったオパール・ダークブライアーとの決戦へと流れていきます。まあ、細かいところは小説を実際に読んで貰いたいと思うわけですが、個人的にはLcea Kattaが何者かという事が分かったのが一番嬉しかったです。Kattaの名を冠することから、Tsaphの縁者だとは思っていましたが、まさか皇后だったとは!皇后、Bardかよ!って感じですが、また少しNorrathの秘密を知った気がしてワクワクしました。


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