Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2008年10月)

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2008/10/21:
抑うつ症だったそうで・・・

実は先月の29日から会社を休んでいます。

理由はタイトル通り、抑うつ症です。あまりにも精神的に辛かったので病院にも行って診断書を出して貰いました。
幸いにも鬱病というほどの症状では無かったようで、原因も外因によるものとハッキリしていたのですが、それでも2週間から1ヶ月の休息は必要だと言われました。

原因は今までにも色々と述べていましたが、今振り返れば、上司との折り合いという事に加えて、現場で頼れる人材が居ないのをハッキリと理解してしまった事も一つだったと思います。
上がダメなら現場改善から・・・という芽が殆ど残っていない事が分かってしまったというのが追い討ちになったのでしょう。

そして、こうやって休ませて貰って毒気が抜けてきて、やっとこれからの事を考える余裕が少しだけ出来ました。
今の気持ちは転職6割、今の会社に残るのが4割という気持ちです。
この4割というのは、今まで世話になった元大手企業出身の部長だった顧問さんと、今の会社に50年勤めて今も嘱託で勤めてくれている職人さん、そして、一人だけいる部下とは一緒に仕事をしたいという気持ちがあるからです。
ですが、顧問さんと職人さんは、72歳と65歳で、彼ら自身も自分達はそう長くは居られないと口にするようになってますし、もし彼らが辞めた後で部下と2人で今の環境の中、続けていけるかと考えると、とてもじゃないけど無理だという結論になってしまう訳で。

休みの間、論語を読んで考えることもありました。
故事に従えば、自分が取るべき選択は二つ。
一つは、今の会社で愚者を演じてでも留まること。
一つは、すっぱりと止めて転職すること。
どちらも選択肢としてはアリですが、そこに加わるのが自分の意志・・・というか、自分の中の根源的欲求である飽くなき知的好奇心への欲求です。
なんでも、自分は常に知らない事を求める欲求の塊らしくて、癒しスポットは『自分が知らないものがある場所』らしいですから。
自分が知らない事となると、変化する場所です。それを職場とするならば、常に改善を続けて適応を維持する職場と考えるのが妥当でしょう。

そうなると、今の会社は停滞・・・いや、むしろ後退の兆しを見せていて、以前も書きましたが他の会社の職人さんには、「このままだと新しい仕事は段々来なくなるで」と言われていますし。


まあ、そういう訳で、今は自分の精神が落ち着くのを待ちつつ、ゆっくりと考えを整理整頓している所です。

そうそう、ここで有難かったのは久しぶりにEQ2にログインした時に、チャットでしたがChairsさんが話を聞いて、自分の体験談とその時の判断理由を話してくれた事です。お陰で気持ちの整理を付ける糸口が見出されたような気もしますので、ここでありがとうと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

あとですね、昔の話になるのですが、Itukiが辞める時も今の自分と同じ心理状態だったのだと理解できました。
当時はそれも察せず、きつい言葉を浴びせてしまった事を後悔しました。もっとも彼も元気になってから、自分に笑顔を向けてくれたので、それが今の自分には少しだけ救いです。
でも、思い返すと彼が元気になったのも会社を辞めてからでしたから、今の自分も本当の元気を取り戻すには同じ道を選ぶしか無いのかもしれないというのも、今の自分には判断材料の一つではあるのですが。

ちなみに、顧問さんと職人さんは、自分が休んだと知ったらすぐに家まで話をしに来てくれました。その時は碌に会話も出来ない状態でしたが、改めてお二人とも得難い師だと感じています。彼らがいるまでは頑張ろうと思っていたのですが、人生とは上手くいかないものですね。

転職に気持ちが傾いているのは、お医者さんがくれたアドバイスの中にあった、「頑張って続けるのもいいんですが、それで自分が潰れたら意味がありませんからねぇ」という言葉です。
また、例え辞めたからと言っても、顧問さんと職人さんと縁が切れるという訳でもなく、交友関係は続けられるのですから、それならば・・・という気持ちあるからです。


てか、こういう時期に限って世界中不景気になるってのは、何の因果か。
自分が最初に就職する時も、最大の就職氷河期と統計結果も出てましたし、本当に皮肉ですねぇ。


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