Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2006年8月)


2006/8/31:
夏の終わり

 夏が終わり秋に向けて、個人的にやりたいゲームが多く出るようで、オフライン、オンライン共に充実の模様。

 現在DDOにハマっている俺ですが、今年1の注目策はやはりVanguardでしょう。最近落ち目のSOEですが、Vanguardスタッフは、俺が数年間ハマり続けて今も啓蒙するEverQuestを作ったメンバーですから、EQの二番煎じは作るまいと思っていたら、この記事を見て驚きです。ワイバーンやドレイク、グリフォンなどに騎乗できるとは・・・。

 そうかー、Brad達が作りたいファンタジーRPGってそういうことなのかー。彼らはEQで満足しなかったのか。つまり恐怖の初心者ダンジョンでるBB、CCB、Befallenを上回る世界がある気がする・・・。うーん、ヤバイな、これは。出たら即かぶりつきたいけど、PCスペックが問題かも。

 まあ、未来の話は未来の自分に任せるとして、DDOコンテンツを一通り作りました。ついでにDDO Blogも作って、Guild視点での日記とか色々記録しようかと。出来れば共有Blogになると面白いんだけどな。ただ、こういう事を書きたいって人は意外と少数派なので、それなりにこっそり書いていこう。

 いつの間にかヴァルハラナイトの発売日になりました。いくつかやり難さなどもありますが、じっくりやり込みできるRPGという話で楽しそうです。しかしβ期間だけ遊ぶつもりだったDDOに意外にどっぷりと浸かってしまった分、やり込みRPGとか遊ぶ時間があるのか疑問ですねぇ。まあ、PSPだから気軽に出来るやり込みRPGというのは良いんですけどね。

 そして来週にはPSP版テイルズ・オブ・ファンタジアですか。まあ、やるやらないは別ですが、多分買ってしまいそうです。

 OVA『HELLSING』の2巻を購入。こんかいはヴァレンタイン兄弟の話ですから、「さあ、使い魔を出せ!足を再構築して立ち上がれ!夜はこれからだ!お楽しみはこれからだ!HURRY!HURRY!HURRY!HURRY!HURRY!HURRY!」の台詞があります。TV版ではTVの規制により戦闘シーンの残酷さをエフェクトのみで何とかするしかありませんでしたが、原作準拠を謳った今回のOVA版ではバッチリ原作通りで安心。ジャッカル&ハルコンネンの紹介シーンのコミカルぶりもなかなかでした。

 もう一本、こっちは実写作品ですが、アンダーワールド2も購入。まだ観てないんですが、前作が面白かったので店頭広告を見て買う事を決めていました。

 さて、9月になると稲刈りが待ってるんですよねぇ。自分達で食べる分ですが、天日干しとかやってるから手間はかかるんですが、それも今では贅沢なスローライフってやつですか。まあ、自宅栽培だから正に産地直送野菜、むしろ3時間前までは土の中でしたという煮物が山盛りになってるのを見ると、また出たかーみたいな感じなんですが、これが東京とかで出れば小皿で1,000円とかするしなぁ。

 とりあえずもう少し涼しくなって過ごしやすくなって欲しいですね。DDOで寝不足気味で毎日の眠気が少し辛いです(苦笑)

 自業自得ですけど。


2006/8/25:
Client Degrade?

 DDOもいよいよ正式に始まり、30時間メンテの後はまずアップデート。クライアントプログラムが色々とダウンロードしつつ処理をしてるのを横目に見ながら、うたばんを見ていました。昔、木曜22時の放送だった頃の映像を観て、この頃は時間が時間だっただけにかなり好き勝手やってたよなーと、少し懐かしんでみたり。

 そうこうしてる内にアップデートも終わったので、早速ログイン。E鯖だけど、時間は早めなので障害も無くスラっと入れました。

 まずは前回、クエスト終了直後にすぐ落ちたので、銀行行ったり、ワンド買ったり、収集品を交換してきたりと。というか、アップグレード項目に、

テキストの統一の取れていないものを一部修正しました。

 という項目がありましたが、明らかに文字がボヤけてます。更に今まではWindow枠内に収まっていた文字がはみ出してたりと、明らかに文字全てが読み取りにくくなってます。目が悪くなりそう。ああ、でも改善したとか読み取りやすくしたとかじゃなくて、フォント統一だから、これはこれでアップグレードなのか。

 なるほどなー。

 その後クゥさんと合流して、ハーパーのクエストで遊んだ後、クリエルさんと合流、やった事の無いハウス・フィアランのクエストをやろうとLFMをかけて、みんなで初めてだーって感じにクエストを順調にクリア。もっとも、盲目やカースに多少は苦しまされましたが、それでも何とか乗り切りました。

 時間は0時前くらいで、クゥさんとクリエルさん以外は落ちるとのこと。そこでさっきからアイコン関連のアップグレード項目、

当パッチの適用において、使用中のショートカットバーが青く光らなくなる不具合を確認しております。
当不具合は、次回のパッチにて修正を予定しております。

 について、熱くTellを送ってくれてるロラローンさんに聞いてみたらソロだったので、さっくりパーティに勧誘。その後、スリーバレルのクエストでもやろうとPaburofuさんというFigを加えて、スリーバレルに行こうとしたら、先に行ったクリエルさんが言うには、どうやら向こう側で障害が発生してるらしく、扉の前で13人くらいが動きを停止してるとか。

 そうなるとローディングを挟むクエストは怖いので、デニス4連をやることにしました。入り口付近に止まっている人が少なかったし、街中の移動はクンダラクで固まりながらTellしてたロラローンさんからの警告を元に、デニスを選択していたので安心していたのです。

 まあ、それもデニス4連クエストを始めて入り口をダブルクリックした瞬間に終わりましたがね。ローディングが長い。ワイワイ騒いでる内にE鯖名物ログイン制限&障害タイムが到来していたようです。

 そんな障害も何とか乗り越えながら、4連クエストをクリア。時間が少し早かったので、ログイン制限&障害のピークも過ぎたので、もう1つくらいやりたいねーという話になり、じゃあ、今度こそスリーバレルコーヴへ行こうという事になりまして、トログロダイトの卵割りをやる事にしました。まあ、この選択が後に影響してくるわけですが。

 最初は5人でも余裕をかましていましたが、Pabuさんが時間になったらしくてログアウト。その奥に4人で進んでいくと、どうもトログロダイト・ウォーロックがファイアボールを連射してる模様。体力がガシガシ削れていきます。

 ましてや初めてのクエストだったので構造や配置も初体験。とある仕掛けを解く為にウロウロしてたら、高所に配置されたウォーロックからFB狙い撃ちをされて、ロラさんと俺が死亡。正に不意打ちという相応しい襲撃に、あっさり倒れた俺達二人に対して、クリエルさんとクゥさんがFBを避けつつ弓矢でウォーロックを狙い撃ち。二人共、まるでFPSの如き動きでした。

 そんな感じでその後は危なげなくクリアしたものの、なんとなーく話が続いてる予感。そして案の定アドバンスしたのは午前2時半の話。

 流石にみんな仕事があるので今回はこれで終了。そう言いつつ、この後チャットやらアイテム受け渡しやらで、実際に落ちたのは3時半だったというオチ。

 平日はクエスト終了時に1時を過ぎていたら、そこで終了することにしようと思いました。出来る限り。


2006/8/24:
DDO延長無料期間、そして30時間メンテ

 いよいよ製品版が適用される24日まであと一日です。23日正午から24日18時までの30時間というメンテに突入します。

 問題なのは、製品版に移行する人がどれだけいるかということ。DDOそのものは本質的に面白いのですが、色々と荒削りで気になるところも多いというのが俺の本音。そういった点を箇条書きしますと、

 ざっとこんな感じですか。
 やはりランダムダンジョンは必須だと思うんですよねー。コアルールにあるワイルダネスにおけるランダム遭遇の適用でもいいし。冒険ゾーンが既にワイルダネス要素を含んでるので、規定地点を通過した時にランダム遭遇判定を行うようにしておくとか。つうか、こういうのもちょっとしたアイデアでいくらでも出来ると思うんだけどなぁ。そもそも、元々非常にバランスの高いレベルでまとめられているD&D3.5Eのシステムを妙にいじってるから変なことになるんじゃないかと。特にドロウとか規格外種族になってるらしいじゃないですか。

 まあ、それはそれとして、なんだかんだと面白いと思うのでしばらく続けるつもり。でもXarkのビルドを見て、やっちまった感をヒシヒシと感じてしまう・・・。中途半端になっちゃったような気がしなくもない。
 とりあえずLv6でウェポンフォーカス:スラッシングを取って、その次で状況を鑑みてシールドマスタリーかウェポンクリティカルが妥当かなー。

 エンハンスも迷うとこで、ACとSTのオーラ、アクションブーストは鉄板として、最後の一つをCHAアップにするかLHにするか迷うとこなんですよねー。でも個人的にはLHを選びそうな未来予想図。

 MirageさんのMMOリポートを読んで、一人Guildも出来ることを知っていたので、「Angel of Black」を作成して一人Guildしてました。一応Dragonを対象としたRaidコンテンツもありますが、DDOのRaidは最大12人と2パーティ構成なのでEQや信Onの大人数コンテンツと比較すれば気楽です。それにD&Dですから、個人的にRaidコンテンツを楽しんでみたいと思う気持ちがあるのも否定できません。

 ま、ギルドとかーって話をクリエルさんとしてたら、クリエルさんが入ってくれました。おおう、ありがとう!クリエルさん!という訳で、DDOで初めてのギルドチャット体験。うーむ、/gとコマンド入れるのがちょっと面倒だなーというか、信Onのコマンド文字列の登録を消し忘れてて、スラッシュ(/)を入力すると信Onのコマンドがだーっと出てきて流石に邪魔。

 とりあえず社会人でも居つきやすくて、Raidとかもやる方向でやっていきます。長編なんかも2、3日かけてやるとか、そういう風な感じでいいんじゃないかなと。まったり過ぎず、効率過ぎず、適度に、というベクトルです。

 ちなみに今夜の注目は、Emeraldサーバーは快適ログインの夢を見るか?で、決まりです。個人的な俺予測では障害か制限が出る予定(爆)
 さくらはハードウェアなら何とかできるけど、ソフトウェアの問題は解決手段を持ってないというのが根拠です。出来てもせいぜい、自己申請によるキャラデータのコピーを伴うサーバー移動ですが、これもTurbinとのライセンス契約次第ですしね。ま、そんな感じ。


2006/8/22:
PC高い

 IntelのマルチコアCPUのCore2Duoが出たので、久し振りにPCショップに行って、Core2Duoの標準機を作ったら幾らくらになるか、市場価格で試算してみました。俺の概算では総額で15万くらいかかります。無理。要貯金。

 よって、これは1GBメモリと250GBのHDDを買って2万ちょいで抑えて、月1万の貯金をして15万程度になったら買い替えを考えようかなーと思案中。メモリはDDOの快適さを求めて、ですけど。ただ、Hellgate:LondonとかTabula Rasaとか、Vanguardも考えてるので、これに対応できるPCは組むようかなーと。OSもなー、Vistaが出たらWin2kSP4じゃ厳しいかも。サポートは終了してるしなぁ。

 それと本屋に行って、むこうぶち17巻シュヴァリエ3巻からくりサーカス43巻ダブルクロスリプレイオリジン 未来の絆を購入。からくりサーカスとダブルクロスリプレイオリジンは最終巻となりました。

 からくりサーカスは9年という連載期間を経て、後半はダラダラしてた感が強いですが、これだけの長期連載でもちゃんと話が終わるのは、打ち切られていく漫画が多い中ではポイントが高いですね。最後はハッピーエンドなのも良かった。

 ダブルクロスリプレイオリジンは、TRPGのダブルクロス2のリプレイです。前作のダブルクロスリプレイの切ないながらも爆笑の物語と違い、少年少女・・・というか、隼人と椿の成長物語として1巻から伏線バリバリの面白い話が展開します。しかし前作のきくたけGMの際に今回のGMである矢野と、その友人天さんが演じた漫才兄弟のインパクトの強さと比較すると・・・。あ、でもストーリーの奥深さはオリジンの方が面白いんですけどね。連作を続けて、隼人と椿に焦点を合わせた物語の展開は、最後の最後までしっかり伏線を消化して、感慨深い物語になっています。TRPGでここまで演出できたら感無量ですなー。F.E.A.R制作の演出重視型TRPGの特権ではあるんですよね。言ってみればカットでシーンを繋ぐドラマ手法をゲームシステム化してるようなもんだから。

 むこうぶちは安定して読めますが、今回は敵方の邪悪さ加減が足りないので、今ひとつ物足りない感じ。

 シュヴァリエはいよいよ話が分からなくなってきました。詩人の行き着く先とスフィンクスの花嫁が意味するとこは何なのか、未だに不明のまま第五位階の敵まで出てきて、どうなることやら。

 DDOですが、俺のいるEmerald鯖は盛況なのか、毎夜のログイン障害に対して取られた策がログイン制限。22時前後から極端に入りにくい。オーバースペックハードウェアに嘘偽りアリですよ、連日この調子じゃ。いっそ原因調査のメンテナンスとか言って停止してくれた方が潔くスッキリする。もっとも、それもしっかり改善するということが前提の話ですけど。

 で、結局ログイン出来ないので、クゥさんに愚痴でも飛ばしてやろうとメッセを起動したら、「早く来てwwww」と逆に煽られて、2時間くらい連打してたらやっとログイン出来ました。うちの回線は回線状態だけは良好で、一度繋がってしまえば、余程で無い限りその状態を維持してますし。正に過疎地住まいの為せる業!(爆)

 しばらくしたらパーティに入れると言われたので、そのままアイテム整理したり、収集品を渡して回ったりして、いつもの暇潰しでスリーバレル・コープで海賊狩り。パーティに入ってから、クゥさんがメッセで言っていたフルプレ+1とかグレソ+2とかくれたので早速フルプレに着替えると、下半身に金属部分が無くてピチピチスーツタイプ。これが美青年顔だったら良かったんだろうけど、明らかに老け顔なXarkの顔ではどうなのよ?って感じに。でもAC高いのとレッサー火レジの魅惑に耐えられず、ハーフプレート・オブ・アンノウン・ヒーローから着替え。早くランクアップしてCHA+2のエンハンス取らないと。

 それで何をやろうかという話になって、とりあえず長編でそこそこいけそうなSCことストームグリーヴ・アウトポストをやることになりました。固定報酬は無いけど、途中の宝箱が美味しいらしいですよ。最終的に集まったメンバー構成は、ラーシュさん(Sor)、Miraaeさん(Clr)、マロえもんさん(Fig)、クリエルさん(Rog)、クゥさん(Brd)、Xark(=俺、Pal)

 早速クエストを受けに行って、SCがレベル9クエストだった事に衝撃を受ける一行。

 中に入ってフィールドを少しずつ進んでいくと、オーガ、トロル、ミノタウロスと凶暴な連中が続々出てきて、ジャイアントまで出てきた上に、明らかに上位種っぽいジャイアントまでいて、SPとワンドの消耗も激しく。というか、俺でさえ2本持っていったキュアワンドを使い切ってしまうくらいだったから、CLRのMiraaeさんにはかなりの負担をかけたかも・・・。

 このクエスト、単純な戦闘だけじゃなくて、回収とかも入ってるし、色々動き回れる上に地形も複雑なので、戦術も色々考えられてなかなか面白いのですが、ボス戦がかなりキツかったです。というか、ボス戦だけで2時間かかったかも。最初ボスを倒すギミックが理解できなくて、それを解きながらゾンビアタックを敢行してたので。というか、雑魚だと思ってたらCR9で攻撃が当たりにくかったとか、ST判定成功なのにブレスが痛いというのがキツかった。雑魚なのにCR9って一体・・・と。

 アイテムは笑う人あり、泣く人あり。でも物自体は確かに高価なものが多いですね。というか、クゥさんが+1ミスラル・ハーフプレート・オブ・コマンドをくれたので、その後お返しに+1アイシー・クロスボウ・ディセプリングを押し付けました。や、個人的にクロスボウよりコンポジットボウの方が好きなのもあるんですが。どちらにせよ俺にとって射撃武器は補助用なんで、別に何でも良いんですけど、使う頻度が多い人が持つのが一番良いでしょう。
 最後の報酬は+3ヘビースチールシールドを貰いました。+1アダマンティンシールドやら、+1ミスラルシールドやら、フロスティン・ライトメイスやらあったのですが、結局は値段で。お陰で現在のACがやっと26、ミスラルハーフプレートが意外に好みの形状なのでお気に入り。そろそろ+2ロングソードからもう少し強い武器にしたいところ。

 結果的にSCは面白かったです。メンバーもゾンビアタック状況になっても愚痴も出さずに楽しく復帰。まあ、復帰が簡単なのもDDOがMMOの中では軽い感じのところですね。社会人的には助かりますけど。チャットも軽快でウィットがあって、こういうパーティは楽しいですね。クリエルさんは復帰中にオオカミに追い掛け回されたり、クエスト終了後に崖から落ちて即死したりと、美味しいところ総取りです。ちなみにクゥさんはクエスト開始してすぐに落下死してたので、墜落属性は本日も安泰です。それとマロえもんさんが頻繁に電子の渦に飲み込まれるのも日常的な風景です。MilaaeさんはCLRとしても然る事ながら、どんな状況になってもプラスな発言で場が落ち込むこと無く、ラーシュさんは冷静で落ち着きある発言で、観察眼と状況判断がしっかりしてて、頼りになるソーサラーでした。

 まあ、さり気無くCCしてたのをうっかり攻撃したり、ちょっと踏み込み過ぎて敵が全部反応しちゃった時もありましたが、その原因は俺だったのは実は秘密です。ジャイアントの群れに突っ込まなかっただけでも幸いということで(笑)
 出来たら、また同じ面子でやってみたいですね。

 あ、でも明日の正午から30時間メンテに入るので、課金しない方とはここでお別れになりますね。知り合いの人が何人か残るといいんだけどなぁ。

 つーか、月末はヴァルハラナイトとPSU・・・時間どうする、俺(爆)


2006/8/18:
MMOの旬のもの

 DDO日本語版も順調にログイン障害大発生です。しかも23時というある意味社会人にとってのピーク時間に。MMOにとっては旬のものですが、EXP借金を背負っててやる気満々だっただけに無念です。

 いっそ不貞寝してやろうと思ったのですが、動きの遅い台風10号が南から暑い空気を持ってくる影響で暑い!とにかく暑い!横になるだけで暑い!しかも、眠りについて30分で自分の汗で目が覚めること数回という寝苦しさ!お陰で朝の目覚めも暑さで普段より早く目覚めたという悲しさ。うーん、やはり真剣にエアコン考えた方がいいですかねぇ・・・。

 前回は熱暴走による停止と思われていたメインPCの起動しない症状ですが、OS起動時にいつも同じところで青画面になるので、OSを入れ直した方が早いなと思い、CD-ROMから起動し、何の気なしにOS修復をしたら直りました。修復で直したから後が怖いんですけどねー。まあ、とりあえずは動いたので一安心です。

 そんなわけで、久し振りにフィートリストとか眺めながら、自分のキャラを考えていたら、どうもやっちまった感があることに気付きました。シールド・バッシュ・マスタリーはまだ良いとして、タワーシールド・プロフィシェンシーは頂けなかった。パワーアタックもまあ許せるか。そうするとLv10までに取れるフィートは残り二つなんで、ウェポンフォーカスとウェポンクリティカル取ったら終わりじゃないか、と。うーん、これならタワーシールド・プロフィシェンシーをシールド・マスタリーにした方が良かったかも。

 そもそも、タワーシールドの命中ペナルティをすっかり忘れていたのが問題です。道理で片手武器+盾だと攻撃ロール低いなと思ったんだ。ああ、やる前に一度もっとしっかりPHBに目を通すべきだった・・・。つーか、今更だがバッシュって使い勝手悪いんじゃ(爆)

 前回Tellが届かないと話していたクリエルさんですが、どうやらパーティウィンドウでTellが表示されないままだったもので、Tellに気付かなかったとのこと。ま、この辺はUIの不親切さの責任ということに。

 ・・・そういやクリエルがSTKで閉じ込められたと言ってたのは、もしかしてログイン障害の影響で、うちのXarkと同じ症状だったということか。納得。ああ、それなら俺もArshmitaで遊んでれば良かったわー。

 そういえば最近少し動きが重いので、週末はメモリでも見てこようかな。


2006/8/17:
盆に廃人生活

 お盆は殆ど外に出ないでDungeons & Dragons Online(以下DDO)にハマってた管理人です。皆様、暑い日が続きますがご健勝でしょうか。

 DDOも最初はソロばかりだったので、1日くらいでソロ出来るクエストを回ってしまい、退屈だと思う事が多かったので、お盆休みの日ならばと拾われないと評判のLFGを出して放置していたところ、拾ってくれる人達がいたのです。

 それでパーティで冒険を始めたら面白くてツボに決まってしまい、その後は自分でLFM(Looking For Member=グループからのメンバー募集の意味)を出したり、LFMのところに飛び込みで入ったりして、毎日パーティプレイを堪能。下水道や密輸者の潜む島、火山や地下洞窟を舞台にした冒険を楽しめました。

 じゃあ、人とのコミュニケーションはどうなのと言えば、特に嫌だと思うような人は居ませんでした。まあ、多少は強引な人もいますが、それはそれでリーダーシップとして面倒を背負ってくれてるわけですから。そういう人がいない場合は自分がやるだけですが、俺の場合は勘で動いてるだけなので、他の方には合わないことが多いですからねぇ。

 それに人によっては、知り合い同士だから野良の人が居心地悪いんじゃないかとか、逆に野良が入るとやり難いとか、そういう気遣いをする人もいると思いますが、そもそも募集した時点でその人には必要性があり、一緒に組んだらそれは知り合いというのではないかと思いますが、やはりそれは外面とかあるから、悩ましいとこですね。

 リアル友人のCARCASSも意外に人見知りする方で、初対面の場に限っては俺の方が気さくに見えるようで。まあ、親しくなるとCARCASSの方が人付き合いや場の盛り上げ方とか、その辺、非常に上手なんで、言ってみればそういう分担なんでしょう。

 今年のお盆休みは土日含めて5日間と短い期間でしたが、この間に知り合った人で2回以上一緒に遊んで、知り合いとして認識してくれてる・・というかTellをくれる人もいるので有り難い限りです。

 最初に同じパーティで遅くまで一緒だったHFOのマロえもんさんと、ハーフリングバードのクゥさんは別のネトゲで知り合いの様子。マロえもんさんは結構リードしてくれるタイプなので、一緒になると楽なのですが、回線の調子が悪いのか、よくLDしてますねー。

 クゥさんは多分水難の相を持ってると思います。長編クエスト中に「橋げたが上がってきて水に落ちた」とか。まあ、橋げたが上がるのは進行上の都合で上げなくては行けないんですけど、そんないいタイミングでネタをゲットできる体質が素敵なのです。
 また、別の機会にクゥさんと二人になったのでメンバーを集めて、再び長編クエストをやった時のこと。巨大なキノコが足場となった暗い地下洞窟の探索中、道中に裂け目があり、その下はやはり水面。裂け目を避ける為にジャンプしたクゥさんが、そのまま水中へと華麗に没していく姿。本人は至って真面目なだけに、ある意味このネタ体質は天賦の才じゃないかと思うのですよ。

 いずれ、共に足場の辛い溶岩地帯を冒険したいとこですが、あそこは金属鎧に身を包んだ俺のキャラも苦手なので、本当に行きたいのかといわれると実は微妙です。色々と大惨事になることも容易に想像つきますしねぇ・・・。

 あ、それとクゥさんは俺にかなりのTellを送ってくれたようですが、俺には届いていませんでした。おかしいおかしいと誰もが「?」マークを出していたのですが、メッセで色々と頼んだ時に、Tellコマンドの書式を確認したら、書式そのものが違っていたという事実が判明。本人曰く騙されてたらしいです。流石です。

 まあ、そんなことを言ってからかっていたら、立て続けに罠にハマる俺のことを『脳筋!脳筋!』と言って虐めるようになってしまいました。不本意ではありますが、やはりいずれ本当に溶岩地帯に招待してあげないとならないようですね。

 一度組んで以来、何故か通りすがりに頻繁に会うので親しくなったエルフCLRのロラロラーンさん。実際の年齢が近いので話題が近いのと、話してる内にお互いD&Dそのものの話題も通じる事が分かったという人。淡々としていてクレバーな感じですが、さり気無いチェックとツッコミが冴えてます。

 エルフバードのティタさんは、まったり系の人。チャット重視プレイで、初めて一緒に遊んだ時はハム探索の旅と言ってましたが、当初の目的は達成されたようです。明るくて話も面白い人です。というか、初めて組んだ時は6時間でクエストが1回30分くらいのを2回、あとはチャットだけしてたというまったりぶりです。まあ、これはこれで楽しいです。でも密かにクゥさんと同じく落下属性所有者な感じ・・・。Water Works(以下WW)に行こうという時も、入って直ぐの下水道に知らぬ間に落ちてせっせと梯子を昇ってる姿が印象的でした。

 ヒューマンローグのクリエルさんは、ティタさんと初めて組んだ後に、道すがら見かけたので手を振って挨拶したら、流れで再び組むことに。結構気が合うので、また一緒にやろうと入った時に出たメッセージを見てTellしたのですが、これがどうも届いてない模様。ティタさんにも試して貰った所、クリエルさんが別キャラで来て、ティタさんからも俺からもTellは届いてないよという謎のバグ? 原因は今のところ不明。

 ある程度予想はしてたけど、Turbineもこの辺が大資本がバックに無い辛いとこですね。頑張って良いゲームになってくれると良いんですが、これがまたPvPを導入しようという変な方向に向いてきてるので微妙な香りがしてきました。PvPしたいならFPSの方が興奮するし面白いんですけど。この手のタイプは仲間と強力して様々な局面を潜り抜ける面白さがミソだと思うんだけどなぁ。どうなることやら。


2006/8/8:
ボーナスが出たとは言っても・・・

 ここ最近、ちょっとお金の使いすぎな気がするのです。

 先週、久し振りに服を買ったんです。夏物の半袖が2着とズボンを1着。その他にコイーバの葉巻とかカッターとか灰皿とかタウンバックとか買ったら持っていった5万を使いきってしまって、今月はこれで控えようと思っていたのに、弟と髭剃りの替刃を買いに行ったら、勢いでCD/MDミニコンポを3万弱で思わず購入。

 むー。今月後半は節制に勤めよう・・・。ああ、でもやっとカーステのMDプレーヤーが活用される日が(爆)

 先週は戦国BASARA2のやりすぎで暑い日が続いてるというのに寝不足でしたが、今週もやや継続気味。というか、週末はそのせいで軽く体調を崩したのか、頭痛と眠気が同時に襲ってきて、早めに寝たんですが、一日だけ早く寝た程度ではまだ足りないようです。つーか、暑くてなかなか寝付けないというのもあるんですけどね。

 その戦国BASARA2は利家は武器も揃って、後は武器防具のレベルだけって感じ。まつも大武闘会をクリアして、何故か持っていない6武器と2防具を取れば全部揃うので、現在(難易度)難しいで天下統一進行中。その後は究極天下統一やらないとですねー・・・って、調べたらどっちも究極天下統一で揃うとは・・・。

 脇で見ていた弟もストレス解消がてらに最初は慶次で遊んでたんですが、いつの間にか大噴火幸村の強化を初めて、気付いたら兄弟で大噴火幸村で大武闘会を突破、そのまま究極関ヶ原を堪能して金稼ぎ。なるほどー、これは確かに金稼ぎにはもってこいですねー。お陰で連撃格付とか幸村一色に染まってます。

 今週の牙:ノアの目付きがヤバイ。戦闘シーンは本当にヤバイ。、手を抜きすぎ、同人レベルの動画ですか。1クール目の素晴らしかった画質はいずこに。

 そういえば我が家の地元では市議会議員の選挙だったんですが、世間で流れる選挙速報は長野県知事戦でした。田中現知事、負けたんですねー。理想を掲げたトップダウン方式の手法だったと言いますが、県の借金が減ること=県民の生活が改善する、という図式では無かったのが敗因ですか。

 まー、鈴木宗男議員の再選特集を見た時に感じたんですが、ぶっちゃけ地方は都会ほど仕事ないですよ。公共事業で発生する経済で食べてる人も多いわけで、単純に公共事業を減らすだけでは、結果的に仕事が無くなって食べていけない不安が出てくる割合も増えるわけで。理想と現実のバランス調整って難しい。

 そんな政治的イベントの他にも地元の方では花火黄門祭りとかロックフェスタとかイベント盛り沢山でしたが、俺自身には全く関係なく、普通の休日を過ごしてました。兄弟で電気屋渡り歩いてたり、後輩Mの神懸ってきた呂布、兀突骨、孟獲の3枚デッキの全国対戦を眺めていたり。てか、ゲーセン行って1回もゲームしなかったってのも久し振りかも。

 歳をとったという言葉で片付くかもしれませんが、時間の流れですね〜。というわけで、時間の流れついでに使用頻度が低い、或いはニーズの低いBBSを整理整頓しました。
 箇条書きすると以下の通り。

 以上です。サーバー上に残してスパムが来るのも面倒なので、すっぱり削除しました。もっともバックアップはしてありますから、ニーズがあったら復活はさせられますけどね。

 まあまあ、自分も色々と整理するものを決めないと、手に負えなくなってパンクしてしまうような歳らしいので、このBBS整理しようと思ったのもその第一歩、なのかもしれません。要は部屋に積み重なった漫画、CD、DVDの山をどう取捨選択して部屋を掃除する気持ちに持っていくかってことなんですが。もうね、部屋が汚い原因が全部これらですからねぇ。増やしたら減らすという流れの原理を守らないとダメで、入りきらないものをどうしましょう・・なんですが。

 でもほら、漫画とかビデオとかDVDとかって、その時々の思い出の鍵になってたりして、それを捨てたら思い出も一緒に捨てちゃう気がして捨てられない、なんて無いですか? もっとも実際は記憶してるのは自分の脳だから、捨てたからって何があるわけじゃないし、ぶっちゃけその内容も概要そのものは覚えてるので、捨てた事で思い出を失う〜みたいな感傷的なことを言うこともないんですがね。

 ああ、あともう一つ捨てるに捨てられないというのが、現在のリサイクル思想ですね。リサイクル思想は賛成なんですよ、基本的に。資源の再利用、循環する資源システムというのは理想的ですが、何故、捨てる方が金を払わなくてはなりませんか。むしろ材料費をくれても良いと思うくらいなのに。でもそこは引き取ってくれれば無料という点で妥協したいのですが、今の世間は廃棄費用とか言ってリサイクルに金取ります。まあ、創造するのもエネルギーがいるけど、破壊するにも同等同量のエネルギーがいるというエネルギー保存の法則? まあ、それを言えばヒンズゥー教で創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァが同格で扱われるのは、創造・維持・破壊の流れのエネルギー保存を示すわけで・・・って、話がズレた。
 要は捨てるのに金取られるのが嫌だってことです。当り前ですね。

 それと、どこにどうやって捨てたらいいか分からないのも困り物ですね。PCリサイクル法とか、PCパーツはどうしますかって事ですよ。まあ、これは少し調べたら、各地方自治体にもよりますが、概ね不燃ごみで捨てられるみたいで安心しましたけどね。つーか、自作PCとして組みあがってるとPCリサイクル法適用でPC3Rに出さなくちゃいけなくて、これが1回3,000円とか取られると。でも、ちょっと分解してしまえば不燃ごみってのはどうなんですかね。それだったら通常のメーカーPCも自分の手で分解してバラバラに捨てるから、リサイクル費用返してくれってのはダメなんですかね。屁理屈ですけど。

 まあ、最初の話に戻って、金を極力使わないで必要なものだけを購入し、要らなくなったものは捨てたい、と、そういうことを言いたいわけですが、そんなことを言ってる当日にAmazonで物を注文してしまいました。しかもエロゲ。ダメだこりゃ。


2006/8/3:
スポーツのルール

 亀田興毅選手の勝利に八百長疑惑というか、審判買収疑惑というか、黒い噂を感じ得ますが、インタビュー記事の一つにこんなものが。

WBCスーパーライト級元王者の浜田剛史さん(45)は、亀田に分が悪い試合全体の印象と、亀田が勝った採点結果の差について「審判がランダエタの右ジャブを(有効打と)評価しなかった。米国(での試合)だったら、評価されるんだが。今はなるべくラウンドごとに(優劣を)どちらかに振り分けるから、印象と採点が異なるケースもある」と説明する。

 ふーん、まあ、決めの問題という観点からも見ないとダメかもしれないと思いつつも、八百長感は拭い切れません。ま、見てないですけどね、試合(爆)

 とりあえず記事を読んでて分かったのは、相手のランダエタは強い選手だということと、この人、判定結果に不満はあるけどWBAに抗議はしないし、また日本で試合したいと言ってるし、逆に日本人から見ても株が上がってる気がする。いわゆる威風堂々?

 へー、ほー、と、思いながら、スポーツ記事とか見てたら、なに? バドミントンのルールが変わって、21ポイントのラリーポイント制になるって? と、日本バドミントン協会とか茨城県バドミントン協会を見たら、なるほどなー。てか、ウェストの定義も今回は更に明確になったから、これはこれでいいかも。それにサーブ権の取り合いは疲れる・・・(爆) いや、もうおっさんなんで、練習もしてないしやっても1セットしか持たないし。セッティングとか辛い・・・。まあ、プレイする時間とってないですし、相手がいませんからねぇ。サークル入るほど熱心にやりたい訳でもないし、経験者の人とそれなりのラリーを楽しめて、たまにゲームを楽しめればいいかなって程度なんで。

 珍しくスポーツの話をしましたが、最近は自分でプレイすることもないので、これ以上は話がありませぬ。

 そんなわけで、戦国BASARA2で第3の防具(大武闘会50勝)と第8の武器(大武闘会100勝)目指して、利家で大武闘会に挑戦です。今回はこれらの報酬目的なので、10戦ごとに休憩を入れてセーブしていきます。ついでに途中で濃姫で金稼ぎをして、バサラ屋のステータスアップアイテムを全て購入。途中で数回やられましたが、途中セーブしていたので時間をかけて何とかクリア。

 戦術としては遠距離で火口の連弾、接近戦は7連→炎の跳躍です。炎の跳躍は2連、3連から繋げようとすると割り込まれることが多いのに、7連くらいまで持っていくと割り込まれる事はありませんでした。意外に怖かったのが政宗のマーグナム!と、ホンダムのデルタチャージ、かすがの密儀 群蛍?です。

 あと、お市の黒い手に一度ハマって死んだことがあって怖いので、お市は近づかせません。でも96戦目くらいのお市は「これ市のせい・・・市が兄様の妹に生まれたから・・・」とか、どちらかと言うと被虐的な台詞が多かったのに、96戦目に出てきた市が、

「フフフフフ・・・ハハハハハハハハハ!」
「是非も無し・・・!」

 と、言ってきたのが妖しく艶かしくて怖いです。イラスト画に表情は無い筈なのに、にたりと笑っている市の表情が浮かぶように、静かに侵食するような感じがゾクゾクして格好いい。まあ、SとMは表裏一体ですから、ベースがMだけど相手によってはSというのはよくある話で。次回作・・・いや、これはもう完全商法でもいいから、浅井夫婦、家康、北条、本願寺、今川を使える完全版が欲しい!

 個人的には浅井夫婦なんですがね。前田夫婦が正々堂々なら、浅井夫婦は屈折してるという具合が魅力的。CARCASSは金と筋肉の本願寺がいいらしいですが・・・まあ、当時の本願寺が金に塗れていたのは結構ある話ですが、それに筋肉な要素を足したのがいい感じ。


2006/8/1:
表現される黒さ

 個人的にお気に入りの牙−KIBA−、TV東京での放映であることと、周りにはコレを気に入る人が少ないらしく、内容の話が出来る人が少ない現状。

 それというのも、日曜朝だというのに、残酷な描写が多いというのがやはりポイントでしょう。しかし、前シーズンの交響詩篇エウレカセブンよりも安心して見れますよ。キャラの堕ちっぷりはエウレカセブン以上ですが、主人公ゼッドは自分の思いに迷いが無いので、意外に安心なのです。

 主人公がしっかりしてる分、他のキャラの待遇は酷いです。もっとも最初は主人公も扉を見ると「どこかに行ける気がする」を理由に扉を破壊、当然それを人が注意すれば暴力、学校には不登校、母親は外界の刺激に無反応で精神病院に入院中(ただし1話ラストで突然覚醒してゼッドを守って戦った)、母親の話は別にしても、明らかに社会適合性が欠落した状態でした。ただ、それも異世界(或いは別社会)に飛ばされてからは、新しい土地に来たせいか落ち着きを得たのですが、「強くなりたい」を理由に比較的暴力に走る直情傾向にはあります。

 そして、チャンピオンで師匠、がっしりした筋肉質の体格で、落ち着いた雰囲気をして、物静かなデュマスが、まさかスパイで、今まで弟子として接していた人間を全てあっさり簡単に裏切った挙句、下衆なキャラに転じてしまうなんて、誰も予想していませんでした。

 更には敵国の姫が反乱軍に助けられて、そのまま姫のレベッカはゼッドに「貴方の力を貸して欲しいのです」と、芯の強さとか弱さと優しさを見せていたのに、反乱軍が姫を裏切って降伏宣言。現勢力のリーダーヒューは、前王がレベッカ姫の体内に封印していたキースピリット「プロニモ」を奪った途端、

「お前にもう用は無い。好きにするがいい」

 と、言ってレベッカを完全放置。自分の存在価値の無さを思い知らされて、レベッカは頭がおかしくなったように「今度生まれてくる時は鳥になろう。私は私で居たくない」と言いながら砂嵐の中に消えてしまいます。

 同時期、デュマスはゼッドと(恐らくヒロインであろうと言われている)ロイアの手で死亡。奴隷という生まれから成り上がって王になろうとした哀れな男として、序盤のあの重厚さを完全に失って死んでいきます(と、思われる)

 一方、元の世界(社会)でゼッドが唯一心を許せた親友のノアですが、こっちも体内に宿った謎の(キー?)スピリットのせいで、感情が昂ぶると周囲を燃やし尽くしていきます。そういう意味では、最強と思われるキースピリット『アミルガウル』が、方向性として常にゼッドを守るという理解可能な行動をしているのは、ゼッド自身の精神の強さを感じさせます。

 そして、運命に翻弄されていくノアが『完全秩序』な社会の罠にハマりそうだなーという時に、ゼッドの前に再びレベッカ出現!運命に翻弄されるか弱い姫という、かなりおいしい立ち位置のレベッカ再来に、ロイアが嫉妬してしまう萌え展開か!と思ったら、

「なんの為にここを攻めた!言え!言わなければ殺す!」

 なんて言いながら捕虜を刺し殺し、愉悦の表情を浮かべるレベッカ・・・通称、黒レベッカの登場で再び話題騒然です。しかも回を重ねる毎に姫→復讐鬼ぶりが悪化しましたが、やっと今回、元のレベッカに戻ってくれましたが、その途端に背中から腹部を刺し貫かれてしまい、現在視聴者の間ではレベッカの生死について、是か非かが話題となっています。

 というのも、次の回では誰もがあの描写では死んだと思っていた、ノアの友達キースが何故か捕虜としてゼッド達に関わってくるからです。お陰でもう誰が死んだのか生きているのか、完全に墓にでも埋められない限りは半信半疑で見る目になってしまったせいです。またレベッカに対して敵女幹部エルメイダが「最後まで止めを刺せなかった」と言い捨てていったのも根拠の一つとなっています。

 このように話の内容は日曜朝の番組とは思えないくらい黒いのですが、画質に関しては当初の予測通りに進んでいます。アニメーションスタジオが中国企業だったので、最初はしっかりした画だったのですが、ここ最近2クール目に入ってから、絵そのものの質は落とさずに、キャラの『動き』が無くなっています。一体、どこの紙芝居だ!と思う足の動き、明らかに同じ画数枚を使いまわした戦闘シーン。うーん、これで話のクオリティが黒くなかったら終わってる。

 って、デスパラの声優って前番組ゾイドのルージ君だったのか・・・ビックリだ。

 そんなわけで、知ってる友人に「牙、面白いよね!」と、話をすると、まあ大体「不快」だとか「面白くない」と言われてしまうので、話が出来る人がいなくて寂しいです。

 この切ないまでの精神的な残酷さが面白いのに・・・。ゼッドの台詞で、

「気持ちは分かる!だけど、そんなんじゃダメだ!」

 というのがありましたが、正にそんな感じ。自分を貫き通していくゼッドと、最後の良心とまで言われているロイアだけが唯一このアニメのオアシスですが、前回ジーコがロイアに何かあるとほのめかしたことと、今回のデスパラが彼女の名を呟いたことでどうなるのか全く予想が付きません。そもそも彼女がいなくなったら、この世界の良心はノアと一緒にいるサギリですが、「サギリは死亡フラグが立っていて、ノアが黒化する為の最後の引き金として殺されるだろう」と世間では言われています。あ、でもノアが黒化して最初の犠牲者として、過去との決別を表現する為にノアに殺されてしまうという流れも個人的にアリです。

 うーん、なんか自分のサディストな部分が悦んでるのを自覚する感じ。
 あ、でも最後はやっぱりハッピーエンドでひとつ宜しくお願いします。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...