Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2006年7月)


2006/7/31:
Pirates of Caribbean2 Deadman's chest

 パイレーツ・オブ・カリビアン2をItuki、CARCASSと男3人で観に行きました。

 2時間半という長さですが、ずっと興奮の展開で観てて飽きない作りは、流石はディズニーといったところですか。水車のシーンがCG無しで作られたというのは驚きです。映画で観てても非常に臨場感があって、3人の焦燥感や戦闘の息遣いと、思わぬアクシデントによる笑いの入ったいいシーンだとは思いましたが、まさかCG無しであれを取ったとは思いませんでした。実際、相当危険なシーンだったし安全対策はどうなってたのか気になりますね。回転数をどこかで調整してたのかな。

 ジョニー・デップは文句無しですが、今回はオーランド・ブルームの存在感が強くなってて、ロード・オブ・ザ・リングに出演して以来、彼の演技に磨きがかかってると思います。前作では女優のキーラ・ナイトレイの方が頭一つ上って感じでしたが、今回はジョニー・デップに追いつけとばかりで前作より遥かに高い存在感で、個人的に次の出演が楽しみな俳優の一人になってきました。

 総じて、パイレーツ・オブ・カリビアン2は前作に引き続き面白い映画でした。俺が行った時は近くで新規店舗がオープンで道も駐車場も混雑していたのですが、そういうストレスも一気に吹き飛ばしてくれる爽快さがあります。非常にオススメですよ。

 あ、それともうひとつ。映画でスタッフロールが流れると、そこで帰ってしまう人がいますよね。昨日はちょうど通路際の列に居たので、俺達の目の前を身を屈めずに通り過ぎていく人がいて、少しきになりました。最近の映画はスタッフ数も多いし、読み取りきれるわけでもないですけどね。まあ、そんな他人に気遣いの出来ない人に少しだけ不満を抱きつつ、スクリーン上ではスタッフロールも終わり、最後にタイトル表記『Pirates of Callibian2 Deadman's chest』という文字が消えた後・・・あれ?映像が・・・?

 ええ、ええ、最後の最後、本編の流れに関連した思わずニヤっとできるおまけエピソードが一つだけ入ってるんです。TVドラマやアニメなんかでは、最近よく使われる手法ですが、映画では関係者数が圧倒的に多くてスタッフロールにも時間がかかるので、あまり多くは使われない手法ですよね。なかなか粋な演出でした。

 珍しく、本当に珍しく、服を買いにいきました。今まで履いてたジーンズが割とくたびれてきたので、とりあえず見るだけのつもりでしたが、地元で新装した京成百貨店を覗くつもりで入ってみたら、葉巻や葉巻用の灰皿やらが売ってて、地元に売ってるとこがあったと喜びと驚きを感じてる内に、紳士服売り場のセールストークにすっぽりハマって買ってしまいました。まあ、自分の好みにハマったからですが。それと当然葉巻もゲット。コイーバのシグロUという葉巻です。

 その後、以前にも一度行ったことのある個人経営店のDONというお店に。入った途端に店のお兄さんが話し掛けてきて、ゆっくり眺めたいのになと思っていたのですが、このお兄さんが見せてくれる服がなかなかいい感じなのが多いのでやられました。何がいいって、頑丈な作りをしていながら、小粋なアクセントの利いた服が多くて、実用性とウィットの共存という俺の好みにピッタリだったという事ですね。やられた。お陰で派手に金を使ってしまいました。XBOX360とか簡単に買えるくらいの金額を使ってたわけで・・・。

 それで皆で戦国BASARA2をやってた時の話。CARCASSに毛利元就でプレイしてくれたので、それを観ながら罠系も面白そうだなーと思ってたら、元就はクリア。映画の時間も迫ってきてたので、使用可能となったザビーのストーリーモードを、オープニングだけ楽しもうという話に。そうしたらタイトルが、






グッバイ・マロ






 ヤッバーイ!!!ヤバイヤバイ!これはヤバイ!面白すぎる!!!というか、あまりのくだらないタイトルを真面目な口調で淡々と言われたもんだから、そりゃ吹き出すって!まつの第一章『米をいただきます』と同じくらいヤバイ!

 でも、映画を観終えて帰ってきてからCARCASSがトライしたら、今川にせ元に翻弄されて苦戦しましたとさ。

 ああ、録画した日曜朝の番組を見なくては。特に黒レベッカの結末とか!


2006/7/28:
戦国BASARA2

 仕事帰りに買ってきました。一緒に買った喰霊 2巻を読み、夕飯後に早速プレイ。

 オープニングがTMRじゃないせいか、どこか品良くなった気がします。前作の暴れっぷりは一体どこへやら。やはりオープニングは前作のようにTMRに戻せと改善要求すべきですね。その影響かムービーもいまいち物足りない。前作は「Σ(゚Д゚;エー!」、今作は「('-')フーン」って感じ。

 とりあえず幸村でストーリーモード。うーん、流石の幸村も前回ほど面白くないな・・・。でも相変わらず、

おぉぅやくぁたすぁぅむわぁ」(訳※御館様)

 と言ってくれるので安心。そのまま燃えたぎってストーリーモードをクリアしたら佐助が出てきました。佐助は興味なし。

 一緒に買った公式ガイドによると、慶次をクリアすると、前作でもお気に入りだった前田夫妻を出せるようなので、早速慶次をプレイ。途中で熱唱琵琶をバサラ屋で買ったものの、前作のあの曲じゃなくて滾らないので、いきなり前作では神懸かっていた琵琶も、1回こっきりでお蔵入り。

 で、慶次のストーリーも序盤は飄々としてたのに、後半になっていきなり暗くなってきた・・・。半兵衛と秀吉のせいだ。つーか、この秀吉、やたらと迫力あるわー。なかなか熱い。力を欲して邁進する辺りも、史実で権力を求めて頂点に上った秀吉らしくて良い。でも、ねねを殺したってのはどうなのよ。まあBASARAだからいっか。

 で、まつ登場。そういや前田夫婦の旅の理由って何だろ・・・?

「そう!これは!食材との戦いにございますれば!!!」

 ・・・・・何言ってんだ、加賀100万石のこの夫婦は・・・・・。

まつ「貴方様は、まるでアクの強いごぼうといった所・・・」
片倉小十郎「何故、俺の好物を知ってる!?」

まつ「松茸を分けて貰えぬとは・・・上杉殿はケチでございまする!」
かすが「け・・・けち・・・命をかけて守る!」
利家「けちじゃのう・・・」

まつ「船をお借りしまする」
利家「それがし、カジキマグロは、大・好・きじゃー!」
元親「おう、俺に勝ったら貸してやろうじゃねぇか」
元親の部下「整備費に100万石もかかったのに〜〜〜!!!」

 ・・・・・なんだ、この珍道中。最後にザビー城からザビーの顔をした南蛮野菜を頂戴して、究極の鍋で、このオチか!!!

 まつのストーリーが面白かったので、続いて登場した利家も続けてストーリーモードをプレイ開始。うーむ、こういうオープニングか・・・相変わらず笑えるなー。

 てか、道中、ぬぼーっとした感じで「おーい、慶次ー、いるかー?」と、のんびりしてる利家。そうしてると部下の声が・・・

「あーあー、殿は何か着てくれないかなぁ、心配だよ。」

 言ってる側からザクザクと溶岩の中に裸足で突っ込んでますが・・・。

まつ「犬千代さまー!大変にございまする!味噌汁が冷えてしまいました!」
利家「なにぃぃぃ!それは大変だ!!!」

まつ「おにぎりの具が腐っておりまする!?」
利家「な、な、なにぃぃ!」

佐助「悪いけど、ここで死んでもらうよ!」
まつ「この度は慶次が無礼を働きまして申し訳ありませぬ。つまらぬものですが、これを・・・」
佐助「あ、いや、これはどうも・・・」
利家「それで、慶次はどこに?」

幸村「前田殿ぉぉお!貴殿の宣戦布告!確かに受け取り申したぁああ!」
利家「お待ち下され、獅子君殿。それがしは宣戦布告などしておりませぬ。これ、まつ、菓子折りを。」
まつ「この度は慶次が無礼を致しまして申し訳ありませぬ。これを・・・。」
幸村「おお!これは名店の銘菓!かたじけない!!!」

 すげーよ、前田夫婦!周りがあんなに真面目に戦ってるのに、それをあざ笑うようだ。でも、前田夫婦の話は好きだなー。二人が至って真面目に取り組んでるのと、笑うところとキメるとこのメリハリがあって見てて面白いし、爽快だし、利家も馬鹿に見えて、上述したようにさり気無く知恵を働かせてるとこが侮れないキャラとして、卑下することは無いし。妻がしっかりしてるから、普段は呆けてるけど、いざとなれば自分が前に立って堂々とする様が現れてて俺好み。

 というわけで、前田夫婦のキャラ性能を個人評価。

前田利家
 相変わらず「炎の跳躍」を覚えるレベル30までが辛い。レベル30までは無駄に固有技を使わず通常7連で殴ってた方が楽。8連目はキメポーズがあるので出さない方がいい。
 固有技『行け、鷹よ!』が、遠くから自分の方に飛んでくるようになって、個人的に使いにくい。これなら『火口の連弾』の方がまだ使いやすいと思う。分かりやすく言えば爆炎龍だし。
 吹き飛ばし系固有技は趣味技だと思う。でも敵の吹き飛び方が素敵で爽快で気持ちいいので、たまには使うと善哉。
 炎の跳躍が使えるようになれば、無敵度が際立つ。通常7連→跳躍→7連→跳躍→・・・が途切れること無く出せるのは前作と同じ。
 バサラ技は相変わらずのファイアーブレスだけど、今回は左右に首を振れるようになって、攻撃範囲が広まって使いやすくなった。
 装備アイテムは攻撃力重視でいいと思う。専用装備『まつのお手製弁当』はマイナス効果も無く、定期的に回復と攻撃力アップがあるので、是非装備したい。ちなみに俺は、ストーリーモードで増援武将と初期配置武将を全部倒してから島津義弘を倒したら出てた。うーん、こんな単純な条件でいいのかな?

まつ
 まずは劣化謙信卒業おめでとう。でも薙刀に持ち替えた筈なのにリーチが短くなりました。あと変身シーンは前作のをそのまま使ってるらしくて刀のままです。
 『飛べ、太郎丸』の優れた飛び道具性能は相変わらずで、序盤はこれひとつでやっていけます。意外に威力も高いし。
『古流 彗星突き』は締めで前方に突進しないで、薙刀で右回転で薙ぎ払うので隙はほんのちょっとだけ減ったかも。方向は変えられないけど、意外に横判定が広くて周りを巻きこめる。ダメージはそこそこ。
『古流 天駆け星』は、鞘に刀を収める動作が無くなって隙が減って、緊急回避能力が高い為、使いやすくになったと思う。
『行け、次郎丸』と『止めろ、三郎丸』は、『飛べ、太郎丸』が優秀なので使ったことないのです。『古流 天の星雲』『怒れ、五郎丸』はまだ使えません。
 バサラ技は、白狼がまつの周囲を疾駆する全体範囲攻撃で強力。今回の締め言葉は「おあとがよろしいようで」 前作の「以上でございまする」も好きだけど、これも善哉。

 しっかし、本当に悔やまれるのはオープニングの歌!もうこれさえTMR続投だったら文句なしの出来なのに、いっそBGM音量ゼロにして、前作の曲をCDでリピート再生するリアル熱唱琵琶しかないのか・・・


2006/7/27:
ペルソナ3の作り込みが物足りない理由?

 ゲームソフトのマスターアップは基本的に2ヶ月前を目安にしているようで、7月に発売されたペルソナ3のマスターアップは5月中頃だったと考えられます。5月中頃にマスターアップという事は決算の影響が直撃したんじゃないかと思って、2005年度のアトラスの会計状況を調べてみました。

ゲームマシン紙5月15日号の記事。

 アトラスは4月24日、06年3月期連結業績をさらに下方修正した。それによると売上高は167億3千万円(昨年12月の前回予想では175億8千万円)、経常利益は変わらず3億円、最終損失は27億6千万円(5億5千5百万円)が見込まれている。売上高では遊技球式パチスロの「パロット」が計画を下回ったが、6月開設のゲーム場「ゲームパニック三郷」での売り上げが計画を上回った。特別損失は36億円で、内訳は家庭用・業務用の開発仕掛品の廃棄損14億円、業務用在庫の評価減6億円、投資有価証券の評価損6億円、保有固定資産の現存処理2億円、整理した海外子会社株式の評価損2億円などとなっている。

 うーん、これって経営に開発が急かされて、今年度前期で穴埋めできるようにされたんじゃなかろうかと邪推してしまう。そんなわけないだろーと思うかもしれないけど、メーカー母体が無かったら製品も出ないのだから皮肉な話。

 そもそも最近思うのは、本当にゲーム開発をしてきた人がゲームメーカーの経営をやってるのか、或いは経営者はゲーム開発を知っているのかというところ。基本的に技術を知らずに経営をやってる人間は帳簿上の数字を追いかけることに夢中になって、製品及びサービスの本質を見落としがちになるからなぁ。

 うちの会社もそうだけど、そういう時に踏ん張ってくれるのが現場技術者なわけで、最近のゲーム業界の動向を見てると、そういう技術者が退社して自分で小さな制作スタジオを作ってるという流れになってるのかなーと思う。

 まあ、どこの業界もこういう話では苦労するよね。

 そういえば地元のいつもの店にFate/Stay night 5巻を買いに行ったら、HELLSING 8巻トライガン マキシマム 12巻エクセルサーガ 16巻Holy Brownie 4巻が同時に売ってて驚きの余りに全部購入。ついでにペルソナ3 O.S.T.が欲しかったのですが、店頭で見かけなかったので腹が立ってVery Veryを購入。でもALI ProjectのCDが大量入荷されてて驚いた。これ、少し買い集めようかな・・・。

 Fate/Stay night 5巻は、いよいよアーチャーとオサラバの回。つーか、固有結界Unlimited Blade Worksの描写あるし!エンディングが普段と違って、アーチャー=英霊○○○を示すアレが落ちてるし!(爆) まあ、このストーリーがUnlimited Blade Worksでもなく、Heaven's Gateでもなく、Fate/Stay nightな時点でこうなるのは仕方ないのですが、そうなるとあの切ないエンディングですか。うーん、うーん、切ない!


2006/7/25:
超熱血お笑い戦国時代

 前回買ったのを忘れていたのは、『Pumpkin Scissors 5巻』でした。今回は恋愛度高めな。

 ペルソナ3もやっと8月が終わりそうです。神社の夏祭りは岳羽ゆかりからの誘いが来たので一緒に行ってきましたが、なんというか青春の香りが・・・。俺の高校2年の夏休みは・・・あー、部活少年してたなー。下手だったけど。

 夏休みで月校関係者のコミュが上げられないので、水泳部の水泳大会で知り合った他校の早瀬とのコミュを上げてます。もちろんペルソナ『ルシファー』の為ですが。んー、しかしこれ、ゆかり、風花、会長のコミュ上げきれるかなー。まあ、個別エンディングが無いらしいので、その過程を楽しむだけですけど、まあ割と雰囲気はいいかも。故に個別エンディングにならないのが悔やまれる。傑作になり損ねた良作って感じだから、たとえ完全商法になってもマニアクスを望む声が多いのも納得。ちなみにタルタロスはまだ88界。

 で、今度の木曜(7月29日)に発売されるスタイリッシュ戦国アクションこと超熱血お笑いスタイリッシュ戦国アクションな『戦国BASARA2』ですが、フラゲ組の話をちょこっとだけ見てしまいました。

伊達軍(リーゼント、マスク、ジジイ有り)、治安部隊と追走劇
片倉小十郎「おめぇら! やればできるじゃねぇか」
片倉小十郎「おめぇら! ナマやってんじゃねぇぞ!」
片倉小十郎「おめぇら! 腹に力入れろ!」
片倉小十郎「おめぇら! 蹴散らしてやんな!」
片倉小十郎「政宗様の前だ。しっかりやれよ」
片倉小十郎「そいつを倒したら祝い酒だ」

以下同じステージの出来事らしい↓
伊達軍『盗んだ軍馬で走り出す〜♪』
ホンダムvs真田砲(二次大戦クラスの戦艦の主砲がくくりつけられてある建物。叩くと砲撃できるらしい)
「忠勝のことか!忠勝のことかぁぁぁああ!」
家康スーパーサイヤ人化

 詰め込みすぎだろカプコン(爆) かつてストゼロシリーズで一喜一憂できた頃のカプコンを思い出すこの有様。あの時の人が関わってるのかなー。無念なのは、俺が個人的に好きな武将である片倉小十郎、ジャスティメンとなってる浅井長政&根暗腐女子化してるお市がNPC専用ということ。サイヤ人家康はどうでもいいかな。武蔵は・・・興味なし。

 てか、豊臣秀吉のCVが置鮎龍太郎(『テニスの王子様』の手塚部長役が分かりやすいか?)って・・・。見た目の豪快さと相まって、今までの世間通念的な猿で三枚目で賢しいという秀吉像を一気にぶち壊しだ(笑)

 やはり発売日は仕事終わったら真っ直ぐ買いに行ってこよう・・・。プレイすれば梅雨のジメジメした湿気で沈んだ自分の内的テンションを上げてくれる予感。楽しみ。


2006/7/24:
ハッピーエンドなお話

 突然ですがハッピーエンドで恋愛要素もあるようなRPGがやりたい。話の内容にキャラクターごとの苦悩や葛藤があるのはいいけど、暗いだけというのは嫌なわけで。

 新世紀エヴァンゲリオンの頃から内向的な暗い結末は増えたというのは否定しませんが、じゃあそれ以前は無かったのかと言えば、そうでもないんですよね。

 主人公以外は次々と死んでいったザンボット3、純粋である赤ん坊以外は全てがイデの力で滅ぼされたイデオン。ダンバインもチャム以外はバイストン・ウェル側および、それらに深く関わった人は滅びてるし・・・って、全部富野監督作品じゃねーか(爆)
 まあ、他にも色々ありましたが、この辺の話はこの滅びの様がなかなか胸を締め付けられる描かれ方で、もちろんそれに反するように同じかそれ以上の数のアニメ・特撮はハッピーエンドでした。その結果アクセントとしてのアンハッピーエンドは嫌いじゃないですが、そればかりというのは食傷すぎます。

 アンハッピーエンドといえば、一つ忘れられないのがかつて日本テレビの24時間テレビで放映されたアニメで、2人の兄妹が愛し合い争い合って、最後はその星を脱出して一つの星に辿り着き、そこで二人並んで永遠の眠りについて、それがいつしか地球の生命体になったというアニメなんですが、タイトルを覚えていないのです。できればもう一度見たいんだけどなぁ。多分1982年か1983年のなんですが・・・って古い話だな、おい!

 つーか、こんだけ詳細に覚えてるんだからと調べてみたら、本当に判明しました。竹宮惠子・光瀬 竜原作の『アンドロメダ・ストーリーズ』で、1982年の24時間テレビでアニメ化されたそうです。切ないラストシーンで泣いたなぁ、当時小学校3年生の俺。

 そんな中で最近買ったゲームではブレイブストーリー(PSP版)が良かったですね。最後に幻界の仲間と別れるのは少し寂しいですが、設定上仕方ないですし。

 ああ、でもなんか自分の考えるハッピーエンドって本当にハッピー=幸福なのか微妙かも。エロゲの『凌姫U』で次女イリア(=実は双子の妹だか姉だか)のエンディング、『帝位簒奪した後、王城をレジスタンスに襲撃され、捕らえていた長女と三女の姫を奪われるが逆にレジスタンスは全滅させ、燃え上がる城と敵の返り血の中で身体を重ねて、二人は共に在ることを確かめ合う』結末が一番好きだったりするからなぁ。「私は君のものだ。身体も、心も、魂も。地獄の底でも付いていく」という台詞が、俺にはかなりクリティカルなんだけど。

 そういえば今度からゼーガペインも録画して観ることにしました。復活した守凪了子はゼーガペインで戦闘する時のみ普通の人間で居られて、それ以外は植物人間(幻体)です。「戦う時だけ逢える恋人」とか言われてました。話が暗い方向にしか進んでない。元恋人の先輩は京の為に色々と手を尽くしてるのに色々と報われないなぁ。原作が矢立肇&伊東岳彦ですから、やはり気持ち良く大団円を迎えてくれると期待。覇王大系リューナイトも最後の最後までボロボロでしたが、最後は大団円でしたしね。でも、話の雰囲気はますます暗い方向へ向かってるんだよなぁ・・・。

 KIBA(公式サイト)は姫だったレベッカの黒化が促進。生まれた世界では社会生活不適合者で、ドアを見ると全部破壊し、それを止める人に対しても親友ノア以外には暴力を振り回していたゼッドが常識人に回を進める毎に見えるようになりました。最後の良心ロイアと共に、この真っ黒い世界の中で二人だけが白いまま生きています。別世界に飛ばされて風の力を操る謎のキースピリットであるアミル=ガウルを入手したゼッドのように、巨大な炎を操る謎のスピリットを持っているノア。その心の支えであるサギリもきっとノア黒化計画に利用されることでしょう。
 しかしこれが日曜朝8時半からの番組とは思えないくらい狂気がかってて好みです。最近のアニメにしてはなかなか骨のある作りで、仮面ライダーカブトと共に日曜朝の二大巨頭みたいに楽しみになってきてて、俺の若い記憶に照らし合わせれば、イデオンやザンボット3級に黒い。

 テレビ東京での放映なので、観れない人は是非DVDやレンタルで観て貰いたい。続々と出てくる裏切りと親殺し。俺自身ストーリーで久し振りに意外だったと思う事もあったし。特に黒富野な時代を知ってる世代なら絶対に楽しめると思いますよ。

 ただし、エンディング曲が2作目になってるので、これは頂けない。エンディング曲は1話から使われていたアフロマニアのVery Veryじゃないとダメです。黒背景にラフ画によるスピリット設定画の演出と共にかなりオススメなのです。今のエンディングは爽やか過ぎて、KIBA最後の良心ロイアの動画は良いけど、Very Veryと比べるといまいち物足りなくてねー。

 おおう、なんだかハッピーエンドとは言い切れない話が多かったな、今回。

 そういや、漫画も大量購入で買いすぎな俺。
餓狼伝18巻(プロレスラーvs空手界の羆が良かった)
死が二人を分かつまで2巻(「私の未来の旦那様なんです・・・」は萌える)
暗行御史14巻(最近ちょっと竜頭蛇尾な感じ)
デトロイト・メタル・シティ1巻(メタルバンドを題材にしたお笑いバカ漫画。デスと言ってるけどデスっぽくない。一発ネタで終わるかどうか)
ノエルと翡翠の刻印―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ(一巻の方が笑えたけど、これはこれで)
・・・・あれ、こんだけだけ?漫画6冊くらい買った気がしたんだけど・・・。


2006/7/18:
三連休とペルソナ3

 週末は後輩Mに誘われて、買い物した後にゲーセンへ行きました。と、言っても、最近の自分にはゲーセンでやりたいゲームも無いので、専ら後輩Mがプレイしている三国志大戦2を眺めてるだけなんですが。

 もう俺には、ゲーセンの大型インターフェースな通信カードゲームというのは、ユーザーの財布から金を搾り取る為の機械にしか見えなくなってるので、今更手を出して遊ぶ気にもなりません。PCゲームより日本人向けだなと感心できるのは、ランダムに対戦相手を選んでくれる機能だけですね。

 ただ、ビデオゲームの方は1プレイ50円の店があるので、ちょこちょことやったりします。最近気に入ってるのは、2001年に出た『プロギアの嵐』、1998年に出た『超鋼戦紀キカイオー』、1993年に出た『餓狼伝説SPECIAL』、それと『ストリートファイターZERO3』などです。懐かしいゲームが多いですが、今やっても楽しいものは楽しいのです。

 それとキャプチャーゲームみたいので、Fate/Hollo ataraxiaの風呂シーンセイバーなジッポと、貞元画な綾波レイのカードミラーを入手する為に4000円くらい投資したのは秘密です。なんつーか、微妙に自分のオタクな部分がこんなとこで出るとは思いませんでした。ていうかCARCASSやMIYAに言わせると『いつもの通り』と言われそうですが。

 ちなみに、後輩Mがカードを入れる透明プラスチック製の無地なトップローダーが欲しいので、どこか近場で買えるところを探してくれと言われて、カードゲーム専門店が水戸で2軒あったので、実際に行ってみたら、本格的なトレーディングカードゲームのショップで、1軒はほぼMTG専用な感じで、外から見て既に中では対戦してる人の熱気がムンムンしていたし、もう片方は完全に遊戯王の店で、こっちも対戦台があって熱気ムンムン。店に入った途端に一斉にこちらを見るので、流石に気まずい思いでした。TCGも昔は数十万くらいかけて遊びましたが、今ではすっかり足を洗ってますから余計に。

 後輩Mも「俺も忘れたい記憶ですから、忘れて下さい」とか言ってましたが、つき合わされた俺の方はいい迷惑です。まあ、彼に頼まれて通販などを利用した際に、きちんと心付けがあるので、こうやって書くだけで許してあげるとしましょう。どうせ本人見てないし。

 ペルソナ3は6月20日くらいまで進みました。ステータスは学力4、魅力6、勇気3です。コミュニティは一番高いので皇帝や隠者、魔術師の3でしょうか。それぞれにきちんとエピソードがあるのはいいですね。でも友人ぶってる友近が、ネット上ではホモ近とあだ名されてるので、彼に近付くのは止めようと思いました。

 1学期の中間テストはしっかりトップを取ったので、今度は期末に向けて学力アップ中。魅力は既に最大になったので、岳羽ゆかりとのイベントはばっちりですが、その反動で勇気が3しか無く、山岸風花とのコミュニティ作成が遅れてるのがイマイチ無念か。まあ、学力と違って、魅力と勇気は上がるの早めですけどね。

 戦闘で最近活躍してるのはオベロンとレギオンです。レギオンは初期ペルソナであるオルフェウスを使った合体で出来たペルソナですので、カードによる能力上昇をかなりしてあります。ただ、このレギオンは受胎してるので、レベルアップさせて装備を生んで貰ってからじゃないと合体させられないんですよ。

 全体的に噂通り時間がかかりますね〜。学園パートも3ヶ月が過ぎると移動の手間とかに時間がかかってる気がします。ただ、雰囲気は上手く出てるので、自分の学生時代を重ねてみたりも出来ますけど。

 それとタルタロス探索パートも時間かかります。特に疲労するシステムのせいで、毎日通うことが出来ないので、疲労しない満月前夜に一気にそのパートの探索分を調べることになって、回復がタダなのは良いんですが、傷薬とかの購入ができないのが辛いとこですね。特にボスのいる階層には自由に行き来できるポーターがあるんですが、その未踏破状態の階層間においてSPが切れた時の戦闘が厳しいです。

 というのも仲間はAIですから、あまり自分の期待する戦術を取ってくれないし、ペルソナが固定なので弱点をカバーしきれず、このゲームの特徴である1MOREシステムを利用して主人公で一気に片を付けることが多い為、どうしても主人公のSPだけがひたすら圧迫されていって、途中で息切れしてしまうのです。

 ならば、仲間も上手く利用していくのが上策ですが、主人公のようにペルソナチェンジで弱点を変化させることができないのが辛い。その階層が弱点属性を使う敵が多い場合や、番人クラスの敵が弱点属性を使う場合は、連れていかない方が楽と言われるくらいですから。

 それとステータス画面のレイアウトとBGMは素敵。そのお陰で、やっと下のAAの意味が分かりました。戦闘BGMはこのAAみたいに歌ってるんだもん。

マス ディストラクション・・

ウゥイェイ、ダ・ザラッタッタ、ザラッタッタオゥ♪
ベイベベイベ、ダ・ザラッタッタ、ザラッタッターウゥ♪

          ,へ ● へ
   o    o    /           o
  オ   オ    \    ォ゚   オ
           //

ウゥイェイ、ダ・ザラッタッタ、ザラッタッタオゥ♪
ベイベベイベ、ダ・ザラッタッタッタートゥ♪

            へノ
   o    o     /        o
  オ   オ    ●     ォ゚   オ
           /  \

ベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベ、
ベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベ♪

          \/
   o    o    \/            o
   K    k     ●      λ    K
            」
アァ〜ウゥ〜♪

 それとゲーム内番組『時価ネットたなか』の歌。

♪アナタの テレビに 時価ネットたなか〜
♪み・ん・な・の 欲の友〜

 こういうセンスは昔の野心的で挑戦的なアトラスを思い出させます。システム完成度は高いとは言えなくても、こういう独自性を前面に押し出したゲーム作りはこの会社ならではでしたからねぇ。

 女性キャラで気に入ったのは、多分あまり人気がない岳羽ゆかり。普通の女の子っぽいとこがいい感じ。少し疑り深くてしつこそうなとことかも。

 週末に原画が気に入ってるからと衝動買いしたエロゲの『TACTICSBRID』だけど、原画屋さんが途中降板してて、中身が変わってるとのこと。また期待してたウォーSLGもシステム周りが最悪って・・・。ああ、ダメだこりゃ。これなら別なの買っておけば良かった。新品のまま売り飛ばしちゃおうかな。


2006/7/14:
ボーナスとペルソナ3とDDO

 一応ボーナス出ました。15万くらい。でも、笑傲江湖の為に5万、他にもちょこちょことDL販売とかAmazonで買い物とかしたので、合計7万7千円くらいの支払いがあって、その他に祖母と親にも小遣いとして渡したいし、少し貯金したりと考えると、それで無くなってしまいますね。まあ、最近は特に買いたいものがあるわけでもないのだけど。

 つーか、それよりもぶっちゃけ現在会社は赤字なのにボーナス出していいのか、社長。金を出す事で社員の励みにして貰いたいという意図は汲み取れるけど、多分それじゃ士気は上がらないのにな〜。赤字で先行き不安だからこそ、

「今、会社は金銭的に辛くて今回はボーナスは出せないけれど、だからこそ今度のボーナスを沢山出せるように、改善に励んでいこう!」

 と、強い意志と方向性と具体策を見せることの方が社員の団結力と一体感を生み出すんじゃなかろうか。金が支給されるだけでは、餌を与えられる畜生と変わりないのに。と、少し論語にあったの話を状況に照らして考えてしまう。つーか、定年してからも手伝ってくれてる嘱託社員2人が不安を口にしてるのはおかしい。

 本当に強い会社なら、嘱託社員=自分達の先輩方が、我々に手伝えることなどないと笑い飛ばすくらいに安心できてるものだと思うのに、逆に先輩方を不安にさせてて恥じるどころか屁理屈をこねてるのは何故だ。つーか、先輩方が本当にいなくなってから、俺は誰と同じレベルの相談ができるんだろうかと心配ではある。まあ、そうなっても説得する自身もあるんだけど、説得するのが面倒で(笑)

 ペルソナ3を買いました。まあ、そこそこ面白いんですが、少し狙いすぎてる感はあります。ステータス画面レイアウトや背景とBGMのマッチングや、挿入アニメの見せ方なんてのは上手いんですが、システム周りは面倒なとこが多いです。時間制限や疲労とか期間限定とかコミュニティとパラメータ要求とか。それでも今のところは学園生活とタルタロス探索のRPGパートでカバーできてる感じ。まあ、序盤をやった感想では、ブレイブストーリー(PSP)の序盤の方がワクワクしたことだけは確かです。ペルソナ3も見せ方は上手いんだけどねー。上手いというのと面白いというのは同じ意味ではないので。

 DDOのクローズドβ、PaladinのXarkと、RangerのArshumiaを作成。相変わらず俺が選ぶのはあまり必要とされないClassばかりです。つうか、日本人は全体的に効率プレイを好みますからねぇ。そういう指向の現代教育で育てられたから仕方ないんですけど。そう言いながら、俺もそういうとこを追求したくなる衝動があるんですよ。仕事で管理関係の作業をする時に、どうしても論理分析が必要だったので、論理思考を鍛えた影響でもあるんですけど。

 まあ、のんびりお馬鹿でちょっとだけロールプレイに付き合ってくれる人がいたら是非ご一緒して頂けたらと。
Closedだと、みんな黙々と動いてて漏れた会話が無いんだもん。


2006/7/13:
次世代機とかMMOとか

 俺の中では相当グダグダになってる話題です。

 30も過ぎたせいか次世代機のシェア争いという結果、ゲーム業界総崩れという図式も匂って困る。PS3は高すぎる上にコストダウンできるところが無い、Wiiはサードパーティへの対応が遅れてる、XBOX360はソフトが無い上に1回X-Liveに登録すると勝手にネットに接続してしまうのが嫌。それなら毎回ケーブル抜けばいいとかいうのは論外だし。

 できればPS2の機能を活かした良作ソフトが安定して出てくるようになる状況を、もうしばらく経てから新型機に移行してくれないかな。

 MMOは、DDOをプレイして、『TRPGとMMORPGは同じRPGでも違うものである』ことを明確に痛感してしまった。同じコミュニケーション主体のゲームでもここまで変わってしまうんだな、と。

 特定メンバーのPCを対象とし、その管理機能をGM役の人間が全権を持ち、PCとGMの共生関係を利用しているTRPGと、全管理システムをデジタル化し、膨大な人数が参加するMMOでは、そもそも俺自身、TRPGとMMOは方向性が違うものであるという事を、プレイするまで全く理解できておらず、どちらもRPGという括りで括っていたので、違和感を感じずにはいられないわけで。

 正直な気持ちで言えば、MMORPGとしてはEQの方が完成度高いです。特にClassic〜SoVまでの戦闘バランスは神懸かってる。それ以降、神話体系の崩壊と共にドラゴンボール的アップデートの繰り返しで、大規模化かつ数値化してしまったのが個人的には残念。

 で、DDOの場合、D20システムが動いてるのは分かるんだけど、元のシステムがターン制を前提にしてるから、それをリアルタイムに当てはめてるんだけど、どこか違和感があって、プレイしてるとEQでLizardman殴ってた頃の方が違和感ないなと思ってしまう。それとクエスト以外にやれる事が無くて、EQならぶらぶら散歩したり、ちょこっとソロってみたり、暇潰しに生産したりできるのになーと思ってしまう。ソロでクエストやっててもソロのクリア可能限界点に行き着いてしまうし。

 まあ、こんな風に文句を言いつつもダンジョンズ&ドラゴンズ 第3.5版基本ルールブック1 プレイヤーズハンドブック第3.5版 (大型本) を注文済み(爆) だって6,090円で日本語版PHB3.5Eが手に入るのはお徳なんだもん。いくら文句を言ってもD&Dの名を冠してるだけで貢いでしまうのはD&D信者だから仕方ないの。きっと。

 ブレイブストーリー 新たなる旅人(PSP)は隠しダンジョンもクリアしました。アクセサリーコンプリートはできていませんが、これはこれで満足です。総クリア時間は23時間程度でしたが、全編を通して安心しつつ充実した時間を過ごせたので、逆にちょうど良いバランスだったかと。システムやストーリーに破綻も感じられず非常にトータルバランスの高い作品でした。そうそう、こういうRPGが楽しみたかったんだよ。

 ペルソナ3は・・・癖ありそうだなぁ。


2006/7/10:
隠れた良作

 ゲーム雑誌を読んでいて、映画で話題のブレイブストーリーのゲームが、DS、PSP、PS2で出るので、どんなものかと確認していたら、PS2とDSは映画と同じ主人公の話なのに、PSPだけオリジナル主人公というのが少し気になっていて、電撃PlayStationでレビューを確認したら、PSPのだけが圧倒的に高点数だったので、余計に気になってました。

 電撃PlayStationの記事は、話題作は金でも詰まれるのか、面白くなくても高点数になりがちですが、その分レビューの文章が微妙な書き方してあったり、話題にもならない作品は割と普通にレビューしてるので、金の有無でレビューに差を付けると言われるファミ通に比べると信頼性は比較的高いのです。

 で、何となく2chのスレを見たら、フラゲした人が面白いを連発し、なおかつ多数の買えない難民が続出してるので、これは買っても間違いないと思い、早速購入。

 早速プレイすると、これがなかなか面白い。派手な面白さみたいのは無いんだけど、細かいとこが上手くまとまってて、ストレスを感じさせない作りになってるのが素敵。特にロード時間を最小にしようとする努力が際立っていて、戦闘時のロードはほとんど無いと言っていい感じ。ローディングというのはユーザーとは無関係の機械的制約だから、ユーザーにそれを感じさせない努力をプログラミングで構築してるのは顧客重視指向で素晴らしい。システム周りが快適だとこんなに気軽に感じられるというのを改めて実感。

 ストーリーも原作との交わりを持たせつつ、完全オリジナルストーリーで、キャラクターはどれも嫌味無く魅力的。ユーノが序盤ででしゃばり過ぎな気もしたけど、主人公が喋らない系だから序盤でユーノがグイグイ引っ張っていくのは致し方ないのだと納得。

 全体的なバランスが上手くまとまっていて、安心して遊べるRPGというのはPS2も含めてなかなか無かったので、こういうゲームがPSPで出たのが実に嬉しいところ。こういうゲームが多ければ、ゲーム業界も今のような下り坂には陥らなかったのに。

 ブレイブストーリーと一緒に、漫画売り場を適当に並べていたら、気になったので思い切ってその場にあった1〜4巻をまとめて大人買いした『パンプキンシザース』

 戦争が終結し、戦災復興部隊として作られた帝国陸軍情報部第3課の話。ヒロインのアリス=レイ=マルヴィンが毅然として高潔で堂々とした貴族で、

「貴族だから裁かれない 平民だから許される ……笑止! 罪あらば裁く! 悪あらば斬る! それが貴族でも平民でも ……皇帝陛下であろうとも」

 と、声高々に宣言して、自分の言葉を裏切らない人物。自分の信念を裏切らない性格だけど、熱血馬鹿というわけではなく、知恵も知識も活かしてて、記号化されたキャラクターというわけではないのが良い。

 対する主人公は退役軍人で元伍長のランデル・ オーランドという人物で、普段は物腰穏やかな人物だけど、元いた部隊が『不可視の9番(インヴィジブル・ナイン)』と呼ばれる味方にすら存在しないとされていた特殊部隊901ATT『命を無視された兵隊(ゲシュペンストイェーガー)』というAnti Tank Trooper(対戦車猟兵)部隊で、青いランタンから漏れる青い灯火と共に『保身なき零距離射撃』を敢行し、身体がどれだけ傷付いても生身で戦車に密着、零距離射撃で戦車を破壊するという戦術を使う、どう考えても気が狂ってる実験部隊で、彼はその戦争の記憶と後遺症に苦しむものの、アリスと支えあいながら自分というものを見つけていくのもテーマの一つになっているみたい。ちなみに作中で名前の挙がっている901ATT以外の『不可視の9番』は『903CTT 死灰を撒く病兵(クランクハイト・イェーガー)』『906FTT翼無き降下兵(ファルシルム・イェーガー)』『908HTT 単眼の火葬兵(アルト・シュミート・イェーガー)』であり、この内、903と908とは戦闘に入っていた。つーか908HTTは901ATTと同じくらい悲惨な部隊だと思う。

 この二人を中心にパンプキンシザースが戦災復興という旗の下に権力、貴族、平民、過去の因縁などに迷い悩みながらも正面から立ち向かう王道的姿が、これまた熱いのですよ。

 これで今週のペルソナ3がコケてたら泣ける。


2006/7/5:
自衛の戦い

 ミサイルが日本方面に向けて飛んできましたねー。合計10発でしたっけ。まあ、個人レベルで例えてみれば、空振りはしたけど、目の前でナイフを振り回されてるんですね。これでボーっとしてる方がおかしいだろ。

 と、正直、自分がこういう風にカっとした意見を言う時は大抵何か足りないので冷静に冷静に。でも国民レベルでは、自衛の戦いはしてくれるものと政府を信じるしかないでしょう。腐敗官僚がここぞとばかりに自分だけの金儲けを考えない限り、防衛線を破られることも無いでしょうし。でも官僚社会を出てきた軍事士官が少し怖いかも。映画に出てくるような無能な将官とかが量産されていないことを祈るばかりです。むしろ軍曹クラスの人達に頑張って欲しい。俺の学生時代の後輩がちょうど新潟方面の自衛隊に勤務してる筈なんで。

 うっかりとミスするタイプの後輩だったから、指差し確認とか忘れないように言っといてください。マジで。

 どちらにしろ日本は自分達自身でも呆れるくらいに譲歩も援助もしてきた筈ですし、それを仇で返してきてるのは向こうの方なんですから、制裁措置も止む無しだと思うのですよ。まあ、選挙で決めた以上、今の政治家に任せるするしかないんですがね。つーか、正確に言えば、向こうの現政権だけが敵で、兵士を含めた国民に罪は無いということも忘れないようにしないと。まあ、制裁を発動すれば、結果的に向こうの国民も苦しめることになりますが、それも致し方ありません。国家間レベルでは無償の愛というものの実現は難しいものですから、出来るだけ助けるという心持ちでいないと、結果的に両潰れになりますし。

 思いの丈をダダダっと書いたら、後はもう政治家にお任せ。それを支援するのは自分が社会での活動を維持することですから、無理なことしなくても良いんです。

 週の始まりはドラマ三昧。

 HERO面白かった。続きを匂わせて、続きが無い哀しさ。内容も相変わらず変わらない安心の出来で、また連ドラ化しないかなぁ。

 火曜22時からの新ドラマ『結婚できない男』 俺のことかー!とか思って観ましたが、俺もあそこまで偏屈じゃないと思うんだけど・・・ただ、マニアな傾向にあるのは同じか。

 もっとも、本当はこの時間にドラマを楽しもうとしてたら、親父が部屋に来るなり、

「おい、スパイ大作戦の曲を着メロにしたいんだけど、どうやるんだ?」

 と、買ったばかりの携帯を振り回して、結局最後には着メロを見つけるまで穏やかになる事はなかったという・・・。俺も面倒見いいね。文句言われてもしつこく食い下がる親父に、文句言いながら結局は見つけてやる息子。きっと傍から見てたお袋にはさぞ喜劇に見えてるんだろうなぁ。


2006/7/3:
話の演出

 ゼーガペインの放映が始まった4月、キャラクターは結構立ってるし、役どころも主人公にとって異性の幼馴染にして理解者という重要な位置にあるし、結果的に最強の能力を備えたウィッチだった・・・というキャラだった守凪了子。

 キャラとしてはここまで重要なのに、なんで声優が素人っぽいのかと思ったら、そうか初めての偵察戦闘でいきなり不意打ちを喰らって幻体ロスト、守凪了子消滅という展開で、主人公に失意と怒りを招く為の役どころだったのね。まあ、あのままだと主人公のかつての恋人だったという先輩の居場所がなくなってたからね。

 ただ、こういう話の展開は、印象に強く残るけど、あまり好きじゃないんだよなぁ。特に守凪のキャラが立ってたというのが一番大きい理由かも。あまりにも狙いすぎた不意打ちで、微妙に白けてしまった。実はこれが『嫉妬のあまりに敵に位置情報を教えてしまった先輩の陰謀です。』だったら、俺としては逆にかなり萌えるんだけど。流石に無いだろうな〜、これは。

 弁護士のくずが最終回。最期は弁護士という職業そのものの苦悩が明るく楽しく描かれたけど、弁護士のような職業なら、あれくらい普通なんだろうなー。本当の意味で助けてあげたいと願えば願うほど苦しくなっていくから逃げ場所を、というかストレス解消策は必要なんだろうということを実感する最終回。仕事続けてると分かるよねー、こういうの。

 そうそう、Fate/Stay nightの4巻を買いました。ライダーが屋上でエクスカリバーに吹き飛ばされるまで。特典映像の話を信じるならば、ライダーはここでお役御免の様子。劇中で桜が「ライダー・・・」と呟いてたから、黒桜な話も混ざってて、そこでライダーも再び活躍・・・すると思ってるんだけど、違うのかな。つーか、士郎の固有結界『無限の剣製』でバーサーカーを倒すとかいう話も耳にしたしなぁ。

 7/3はドラマHEROじゃない? 実は楽しみ。正義とか悪とか相対的なものだけど、それでも最低限守りたい何かというのは存在するわけで、それを人の権利として何とかしようとするHEROは面白い。あとは月9調味料で脳筋ジャスティスが加速しなければ! でもこれ、スペシャルなだけで連続ドラマじゃないのが残念。

 同人ゲーム「葉露」を購入。今回のゲームは「二画取り」で、前作は花札だった「Way」と共に暇潰しとしてはなかなかの出来。前作ではメインヒロインの一人だった『黒の執政官イェード』も今回は凛々しい姿で登場して、思わずWayをまたやったりして。バックストーリーは『西の国の物語』というらしく、物悲しい出来事がまたあるのかもしれないけど、作者さんはハッピーエンドが好きな人なので、なんだかんだと安心して楽しめるのです。葉露は葉露でいいんだけど、個人的にはイェードの方が好みのキャラなんだよなぁ。つーか、ちなみにエロゲーなので18歳未満は禁止ダヨ。もちろん、みんなの期待通り既に称号が○○○○ル専攻さ! みんなって誰だか分かりませんが。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...