Angel of Black

思考泡影 &過去Log(2006年4月)


2006/4/28:
KOF MAXIMUM IMPACT2

 KOF MAXIMUM IMPACT2を買いました。
 久し振りに楽しい格闘ゲームだと思います。台詞は仰々しいけど、設定は割と陳腐なSNKらしい演出・ストーリーも結構好み。

 しかし今回はムービーシーンが多いせいか、異常に声優さんの台詞の棒読みが強く感じられます。典型的に酷いと思ったのはルイーゼ、ユリ辺り。それとテリー、裏声で巻舌という謎の演技です。でも逆に見れば怪しいアメリカンって感じはよく出ています。

 システム周りは結構よく出来てると思いますよ。最近アーケードで出てるKOFシリーズの堕落ぶりを吹き飛ばす出来の良さです。
 定番で強い京とか庵とか、確かに強いことは強いのですが、何とか出来ない事はありませんし。(と、言いつつ、COM戦の難易度はEASYにしてますが)

 KOFキャラの3D化も上手く出来てると思いますが、もう少し面長のキャラが多くても良かったかな〜。それと特に気になったのが、庵の前髪です。まあ、これはモデリングの問題というよりデザインの問題ですけどね。あと、これは意外でしたが乳揺れ度が凄いです。ジェニーとか舞だけで無く、ユリなんかもさり気無く。でも俺は美乳派なので、ルイーゼくらいのがいいです。特にタイトなレザースーツでビシッとしてる締め付け感がもうね!(謎)

 ネット対戦もやってみました。チャットは出来ませんが、格ゲーですから出来ない方が気楽ですね。ハンドルネームは表示されますが、最近の格ゲーにあるIDカードを使った対戦を考えれば、ゲーセン感覚で乱入していけます。

 懸念にしてたラグの方もうちの環境が良いのか概ね良好でした。たまに相手に酷い人が居て、途中でピタリと動きが止まる事も4回ほどありましたが、全体として見るとかなり快適だったと言えます。2chなんかでは遅延が発生してる人も多いみたいですが、自宅で使っているルーターの処理速度とか、その辺も絡んでるみたいですね。
 とりあえず俺自身は問題なく対戦できるレベルだと思います。

 で、実際に対戦入るといやはや、俺のようなおっさんではなかなか歯が立たない。6勝12敗くらいで勝率50%といったところですか。キャラはなんとなくアルバを使っています。どうもキャンセル関係が弱くなってますね〜。スタイリッシュアーツも幅が狭いのか読まれまくりな気もしますし。もっとも基本は暴れ系のゲームですから、テリーなんかにラッシュに持っていかれた時の脱出法を見つけないと辛いなというのが印象。テリーに壁際へ追い込まれてパワーダンク!パワーシュート!と延々連発されてそのまま半分持っていかれたもので。それとハイエナの謎な当身?らしきものもビックリ。でもこれはこれで面白かったです。
 ま、今のところ相手にポイントを与えるカモネギな自分ですが、やっぱり人と対戦するのは面白いので、思わず乱入してしまうのです。仕方ないおっさんですね。

 残る望みは、KOFを取り囲む物語の充実ですね〜。サイコソルジャー、怒、龍虎の拳、餓狼伝説、メタルスラッグ以外にも、今までのものを分類して、オロチ編とかアデス編とでもして別枠にしてくれればいいのにな。やっぱキングオブファイターズはお祭りで、ある筈の無い夢の対戦ってところが盛り上がると思うんだけどな〜。でも今はキングオブファイターズそのものが主流だからねぇ。

 前回買おうかどうか迷っていた名刺入れですが、結局ダンヒルのOR4700 コンフィデンシャルラインを買いました。思っていた以上にポケット数も多く、造りもしっかりしてるのでいい感じ。これで名刺を忘れる事も無くなるでしょう。

 ところで風邪の方なんですが、熱が平熱〜微熱で上下しながら咳と痰と鼻水と鼻声が治りません。熱が出てない時が多いので、身体のだるさは少なく寒気も無いのですが、普通の生活をするには少し辛い感じですね。皆々様も健康管理にはくれぐれもご注意を。


2006/4/25:
風邪気味注意報

 今週頭に会議の予定を自分主導で入れて、サクサクと滞ってる予定を動かしてしまおうと思ったら、週末に自分が風邪気味なのに気付きました。これでは休みたくても、週明けは辛い状況。

 これならもう少し韜晦してても良かったかなー・・・と、思いましたが、結局誰かがやらないと停滞して澱んでしまうんですよねぇ・・・。

 まあ、そういう憂いを吹き飛ばすように、今週は給料日があるんですが、買いたいものが結構ありまして、それが楽しみなんです。

 まずは、Fate/Stay nightのDVD2巻です。これは言うまでもありません。1巻ではバーサーカー&イリヤとのファーストインプレッションで引かれてますからね。ゲームでもここでは下手に手出しをして、胴体を真っ二つにしてDEAD ENDになった事が思い出されます。そういえばTV放映版では士郎がそうとう強く描かれているようですね。うーん、まあ、うーん・・・出来れば、士郎は弱いままで良かったな。でもまあ、一般向けかもしれませんね。ゲームでも偏執的にこだわり過ぎててクドいかなと感じるとこもありましたし。

 で、もう一つはKOF MAXIMUM IMPACT2です。PS2の格闘ACTですが、モンスターハンターシリーズと同じく、MMBBを使ってのネット対戦が可能です。前作が結構面白かったので、これは買いますよ。特に後輩Mの異常なこだわり(=「全国1億2千万人のギースファンが泣いて喜ぶ」)らしいですから、たまに楽しむこともできますしね。ちなみに、MHで最近懇意にして貰っているSさんという方も、1億2千万人の中の一人だったらしいです。ちなみに法務省の統計によると平成17年度の日本人総数は127,757千人ですから、日本人でギースファンでは無い人は7,757千人しかいません。もしもネット対戦で出会ったら宜しくお願いします

 そういえばノートPCのローンが終了したので、今月から少し余裕が出来ます。俺の年齢から考えると貯金するのがベターなんでしょうが、無駄に買い物してしまいそうです。今、名刺入れが欲しいんですよね〜。ここ最近、仕事で名刺を使う時があったのに、不覚にも切らしてしまい、ご迷惑をおかけしてしまったので。

 こういう風になると、俺は割と高級志向になってしまい、どうせ買うなら少しくらい値が張るのでもいいかなーと、こういうところを眺めてます。いいものを使うから、いざという時でも忘れない、必要な道具は贅沢に使うものだというのは、小学校時代の恩師からの教えでもあります。それ以来ですねー、そういうことを自覚するようになったのは。でも意外に親父もそういうとこがあるので、これは血筋なのかもしれません。

 さーて、財布と相談しますか。


2006/4/17:
春の声に導かれ、後輩Mが愛する悪夢再び

 夜、湯船に浸かりながらひと息付いたところ、窓の外から蛙の声が聞こえてきました。そろそろ春になるんだなぁ、と思いつつ、越冬目的で人の部屋に侵入を企てた挙句、臭い匂いを出して騒がせるカメムシとの激闘の日々も、また来シーズンまでなくなるのだなとしみじみと思います。

 いや、もう何匹とやったか分からないので、正直カメムシの出す臭いも既に慣れてしまい、最近では躊躇無くティッシュに包んで指で潰してます。ま、これもいわゆる一つの生存競争というわけで。

 でもまだ流石にティッシュ程度ではゴキブリ(成体)は潰せません・・・。厚みがあるので、潰した時のぶちゅっと感がありすぎて・・・。

 さてさて、今回もまたWizXTH2 冒険の記録だったりして。といっても、クエストを進めようとしたものの、ロードを途中まで攻略したところで途中から帰ってしまいました。えーっと、何ロードだったかな。山脈から湖に繋がっているロードです。確か。クライスロードだっけ?

 入った途端に生体観察スレッドだったので、ここは戦闘していいものが手に入るかも!と思って、連戦しつつ進んでいたら、道具箱がいっぱいだったので式部京に戻ってしまいました。廃棄箱を使えば良いという話が頭のどこかで漂ってましたが、その仕様をマニュアルで確認するのを忘れていたからとも言います。

 舞夜がLv7になったところで、志征がやっと君主に転科できるようになったので転科。また、ファルとレイのディアボロスカップルには友情の指輪を付けて、相性無効にしたので、これからは本領発揮です。

 それとパーティの経済的苦悩を見かねて自分の成長を捨てて司祭に転職した司光のHPがやっと42になって少し安心できるようになりました。

 あ、その成果の中に銘酒『女王の口づけ』があったので、心の健康を再び。

 KOF MAXIMUM IMPACT2(初回生産版)にて、ナイトメア・ギースの参加が発表。この記事を見た後輩Mが人の部屋で狂喜乱舞。

全国一億二千万人のギースファンが僕みたいに泣いて喜んでますよ!

 ・・・・・えー、マジでー?

 ま、CARCASSも俺もこのゲームを買う予定です。2人とも元々格ゲー世代でもありますし、前作を後輩Mにやらせて貰いましたが、操作感もなかなか良好でしたし、結構俺達好みの出来で、店頭デモも見てみましたが、なかなか良さそうです。MHをやるのに契約しているMMBBで、そのままネット対戦も出来ますしね。

 それとDDO日本対応版ですが、さくらインターネットの社長インタビューを読んで、更に期待度上昇中ですよ〜。TRPG版D&D経験者で、ディアブロからネトゲを始めてのEQ8年生と来たら、ネットゲームの良いとこ悪いとこを見据えての商売だと思います。記事内の話もしっかりその辺が分析されていて、この社長がまとめてるならと思えました。DDOが楽しみです。公表WinXP対応なので、俺のWin2kで動けばいいんですが(笑)

 そんな記事をネットで見た後に後輩Mと買い物に行きました。
現在、会社ではアーケードのガンダムオンラインが流行ってまして、後輩Mはトレードの弾丸としてカードを直接購入しにきています。地元ではその手のトレーディングカード仲介販売の値段があからさまに高く、信用度が低いので大手チェーン店での価格が見たいと、この日は遠出したのです。

 カード売り場を見て、早速後輩Mの目が光ります。彼に話を聞くと、ビームバズーカ(この時900円)+α(他は手持ち)を買って、アイナ・サハリン(この時10,000円)を手に入れようとしているらしいです。そのトレーディングが上手くいかなかったら、ビームバズーカをレビル大将(この時1,800円)に変えるらしく、どちらも購入しておく腹らしいですが。

 ちなみに、他のメンバーはこの店を知らない上に、ネットでの情報収集にも疎いので、地元販売店や噂での値段で判断しているようです。

俺:「ほー、そうすると、この店の値段を知っているMが有利ということか。」

後輩M:「そうですよ!Zeek君、絶対に値段は言わないで下さいね!」

 ちなみに、彼にこの店を教えたのは俺なわけで。

俺:「つまりお前は俺の情報力を利用して、最低でも8,200円の利潤を得ようというわけだ。」

後輩M:「そうなりますね。」

俺:「まあ、そういうのは知っていても足で稼いだ方が勝つものだから、黙っているのは構わないけど。しかし、それはそれとして相変わらず卑怯だな。」

後輩M:「何を言うんですか!あえて三国志で例えるなら陳宮と謳われたこの僕を!」

俺:「・・・・・李儒の間違いだろ?」

 まあ、ある意味天才軍師に違いはありません。(※かつて三国志のSLGでは、李儒の進言と反対の事をすると100%当たっていた事があったのです。)

 そんな観客のいない漫才をしながら、久し振りにゲーセンに行ったらドルアーガオンラインがありました。混んでて出来ませんでしたけど、なかなかに面白そうです。

 でも結局はDOはプレイできないまま帰路に着き、途中で寄ったセブンイレブンで後輩Nと偶然会いました。後輩Nは見た目がかなりヤンキー系ですが、中身は密かに真面目だったりする人物で、後輩Mとも気が合うので一緒に遊ぶことも多いのです。

 まあ、いつもいじられてるのは後輩Mの方なのですが。

 会社の話や人間関係の話などをつらつらとしている内に、後輩Mが次に買うならこの車という話になりました。何でも、後輩Mが偶然に会った古い友人に勧められた車らしいです。




ディアブロ




 あー、完全受注生産で3,000万くらいらしいですよ。というか、俺が高校の頃に友人にプロモビデオを見せて貰って、世界最速の車だった気がします。一度だけ、車屋の店頭に置いてあったのを見た事がありますが、色んな意味でとんでも無い車です。

後輩N:「M、お前ディアブロ買うんだろ?とりあえず2,000万にしておこう!シリアルbヘ33で!(後輩Mは3が好きだから)」

後輩M:「買わねーよ!(笑)」

俺:「よーし、それじゃ計算してみよう。月に手取り20万と仮定して、5万は生活費として、15万ずつ貯金すれば、1年で180万、10年で1,800万貯まる。あとは銀行から金を借りられるだろう。」

後輩N:「とりあえず、家と土地と車売って、チャリ買って、それで出勤してこーよ。家は俺の家の物置をタダで貸してやるよ。」

後輩M:「なんで車売らなきゃならねーんだよ!車で出勤すればいいべー!」

後輩N・俺:「ガソリン代もったいないだろ!」

俺:「選択は橋の下の川でやれよ。」

後輩N:「てか、そのまま橋の下に住め!」

後輩M:「ふざけんな!(笑)」

俺:「うーん、じゃあ、株のデイトレーディングでもやって1日50万稼ぐとか・・・。そうすれば1ヶ月で1,500万いくぞ(笑)」

後輩M:「俺、株なんて分かりませんよ!」

後輩N:「じゃあ、俺がいいカブ紹介してやるよ。」

俺:「それって・・・株じゃなくて、蕪か?(笑)」

後輩M:「おう、どんな株だ、聞いてやるから言ってみろよ。」

後輩N:「3段4段変則トランスで・・・」

後輩M・俺:「おい・・・それって、カブか?」

 セブンイレブンの駐車場で夜10時半〜朝4時半まで、こんな内容で談笑していました。


2006/4/11:
ボイスチャット

 Kataに乗せられて、勢いでヘッドセット(.Audio50片耳式PCヘッドセット日本語版)を買ってしまいました。現在発送されたところで、まだ手元には届いていませんが、近日中には届くでしょう。

 6、7年前に一度、ヘヴィギア2をプレイする際に無線チャットを使った時は微妙に使い辛かったのと、ヘッドセットを安物にしてしまった事が失敗でした。まあ、ヘヴィギアそのものをそこまで遊ばなかったのもありますが。

 で、今回はMH2をやる時に利用してみようという話なんですねー。メインがアクションゲームですから、どうしても両手が塞がってしまう時には便利です。詳しい利用方法は・・・Kataに聞きましょう!

 そんな風にネットでMH2をやりながらもWizをプレイするのは忘れない自分は偉いのかどうか。まあ、自分の中でWizは一つのシンボルでもあるので仕方ありません。

 今回は宝の地図というクエストを受領していたのを何とか済ませたいところです。一応一枚でも宝の地図を渡せば、クエスト完了とはなるのですが、実は本当の先があり、その為には5枚、宝の地図が必要なのです。

 ・・・・・購買所および中継ポイントの行商で売ってたのまとめ買いです。これを報告する時の選択肢で「いいえ」を選べば自分達で探すという流れでイベントが進み、それを5回やると宝が手に入るのです。まあ、確かに宝は宝ですね。とりあえず倉庫に保管しておきます。

 次に式部祭の準備を手伝う事に。学園イベントなので、話だけで進むかと思いきや、売店で使うタコをロード中枢の魔軍がとりすぎてるから、それを奪ってこいとのこと。まあ、そんなに難しい道のりでも無かったので、さっさと行って取ってきました。

 それから心の健康クエスト。これも宝の地図系に似ていて、特産物の酒を持っていけば良いだけです。ただ、これもやはり学園物には欠かせない必須クエストだと思います。

 それと恋の行方クエスト。これも宝の地図系で恋文を見つけてこないとなりません。ロードを歩いた時に1枚だけ保管しておいたのを使ってみましたが、どうもこれは依頼のものではなかったようです。今度も行商に売ってるのかなぁ。

 そしてメインストーリーを少しだけ進めます。次に目指す場所が示され、選抜兵の階級を受けた学徒補欠隊は生徒であり兵士である、いわゆる学徒兵となり軍服が支給されました。性能もなかなかですが、舞夜の履いている黄金股着+4の方が強かったのが笑えるところです。でも、ステータス画面の3Dマネキン見てるとどうしてもなー。

 この後、ちょこちょことロードを歩いて少しレベルアップ+アイテム稼ぎです。まだどういう場所を歩いたら良いかピンと来ないのが痛いですがね。固定で敵がいるポイントがあるんで、そこが多いとこが良いんですが、マップの変わらない中枢やセメタリーでは今のところ、あまり良いとこ無いんですよね〜。胎動周期が巡るのを待つか。


2006/4/10:
お気に入りだったゲームメーカー

 気付いたら、既に潰れていたというゲームメーカーがあります。

 俺が好きだったゲームでエメラルドドラゴンを作ったライトスタッフとか、ソウル&ソードを作ったパンドラボックスとか。で、この辺に飯島健男という方が関わってて、この人はラストハルマゲドンやBURAIを作った事で、俺くらいのゲーム好きだと名前くらいは聞いたことある人なんです。

 が、どうもこの人のせいでメーカーが潰れたらしいという話を、最近ネットで見つけました。

 ライトスタッフの頃のは分かりませんでしたが、パンドラボックスの方では結構詳細な感じです。真実か否かは分かりませんが、確かなのは優秀な技術者が、必ずしも優秀な管理・経営者になれるとは限らないという、以前の会社で所長に教わった事をしみじみと実感してしまいました。

 1,980円でラストハルマゲドンやBURAI級のゲームが月1本のペースで出来るというのは、ユーザーとしては嬉しいけど、その為に社員の給料が手取りで月10万、製作チームが1つだけという社員の酷使をしたんでは、そりゃあ自滅するのは当然ですわな。

 それを夢と希望で乗り越えろというのは、現代社会に適した考えとは思えません。つうか、飯島さんはまだゲームを作るみたいですが、気持ちが技術者の枠の中に納まっていられると良いんですけどねぇ。むしろ、昔のパンドラボックスを盛り上げた社員達が飯島さんとは独立した形で再結成してくれる方がユーザー的に有り難いのかも。

 D3パブリッシャーのSimpleシリーズとかは、技術力のある社員に正当な報酬を支払って制作チームの中心とし、残りのスタッフをバイトで賄って安いゲームを出してるとか。それでいて、僅かではありますがゲームそのものもそれなりに良くなっていますから、理論を実践できている成功例でしょう。

 夢のある職業でも、金銭を貰って仕事をする以上、そこには社会的な責任と義務を背負わなければなりませんし、責任と義務を果たすのに苦労を伴うのは当然です・・・と、書いている内に友人に成功した人と失敗した人がいるのが思い浮かびました。彼らの場合は最初から自分でやりたい事の方向性を持っていて、それに対してそれぞれ行動した結果が今になって出ているのですねぇ。俺みたいに、何をしたいか明確な方向を打ち出せず、分からないなら分かるまで人生勉強とばかりに色々やって、やってる内に自分を見つけたりとか、まあ、人生は色々ですね。
 上では失敗と書きましたが、例え生活が楽とは言えなくても、自分の居場所だと感じられれば、それは人生の失敗とは言わないのかもしれません。人生を評価する絶対的な基準なんて何もないわけですから。

 まあ、それでも良いゲームは良いゲームは隠れてるという事で、Wizardry XTH 2 - UNLIMITED STUDENT -Wizardry XTH 2 - UNLIMITED STUDENT -を、まったり遊んでるわけです。まったりと言いながら、ロードひと潜り・・・と、思って始めると、あっという間に1時間とか過ぎてしまうわけですが。

 とりあえず書店に無いので電撃PSから出版されているWizardry XTH 2 - UNLIMITED STUDENT -ウィザードリィエクス2 無限の学徒 ザ・コンプリートガイドを絶版になる前に購入しておこうと思って注文。届く前にはクリアしてしまいそうな気がしないでもありませんが。まあ、クリアしてからも納得するまで遊ぶのがWizの楽しみの一つではありますけどね。

 また、意外に情緒的なクエストがあるのもなかなか。教頭先生と一緒に桜に黙祷するのは、戦いの歴史を感じさせます。

 そしてセメタリー。クエストで行くように頼まれたのは良いですが、突然現れた謎のセメタリーに突入し、入り口正面にいた機械兵に地図を受けとり、ダークゾーンに潜った挙句、いきなりのワープトラップで「やばい!帰れるのか!」と、ドキドキしながらの戦闘で死亡即ソフトリセットの早業再び。

 しかもやはり突然現れた謎の少女には「〜〜〜〜を倒してきてね。」と、あからさまに敵対的で挑発的な言葉を投げかけられて、脳内設定で負けず嫌いが揃う、うちの学徒補欠隊のメンバーは、このまま突破しないと気が治まらない様子。

 それにしても、何と言っても不気味なのはこの壁に伝う青白く点滅する0と1の数字。静かに響く不気味なBGMと共に、冷たい空間に自分達だけが放り出されたような思いに一歩一歩にドキドキ。敵と会って余力を削られるのも怖いですが、何と言ってもWizで怖いのは、その致命的で決定的な罠。逐次セーブというシステムの為、場合によっては致命的なものになるという緊張感が堪りません。

 そして何とか件の〜〜〜〜に遭遇。予定通り最大まで貯まったTゲージを今こそ解放する時だと、突撃の陣を使用。今考えれば、集積の陣というのもあったんですね。

 それでもまあ、何とか再び生きて式部京に戻ってこれました。ちなみに現在の学徒補欠隊のメンバーの様子は、

志征 人間 戦士
舞夜 人間
ファル ディアボロス 盗賊
レイ ディボロス 狩人
静乃 セレスティア
司光 エルフ 司祭

 と、なっています。実はアイテム鑑定にあまりに金がかかって貧乏生活を脱却できなかったので、司光には早々に司祭になって貰っちゃいました。予想通り欠点の低HPは否めませんが。それでもやはり司祭になった効果は大きく、アイテムの鑑定や攻撃魔法+回復というのは重宝してます。たまに鑑定に失敗して恐慌状態に陥りますが、静乃に落ち着かせて貰ってばかりです。

 舞夜も早々に侍になりました。当初は神女の予定でいたのですが、志征を君主にする予定なので、別にいらないかなー、むしろ侍欲しいなーみたいな感じで衝動的に。ただ手にはいる強い鎧が全部下着ばかりなのが不憫といえば不憫です。現在、脇差、打撃の盾、忠義の鉢巻、戦闘下着、黄金股着というあられもない格好です。ついでに性格も善にしてしまいました。

 意外に活躍してるのはディアボロスカップルです。特にファルは当初は毒ガスの処理が苦手で、何度それで撤退を余儀なくされたことか・・・。まだ魔法が無いのは仕方ないかもしれませんが、毒消しくらいは持っていくべきだと毎回思いながら、地上に戻った安堵の溜息と共に忘れてます。

 また、ゴースト類など普通の武器攻撃が利きにくい相手に対して、一気にダメージを与えられるブレスを吐く事で対応してくれてるのも大きい。

 志征は結構死ぬものの、流石に安定キャラになりつつあります。早く君主になりたいとこですが運が足りません。よって、単に運が無い不幸な人なんでしょう。

 さーて、今夜はどこのロードに侵攻しようかな。


2006/4/6:
地元の飯屋とWizardry XTH2

 先日、会社の雑用で色々と買出しをしたついでに、会社の後輩Y.Mと一緒に地元の『蔵人』というレストランに行きました。

 10年以上前に、弟にそこのハンバーグが美味しいと言われた記憶と、最近ネットで見た地元系BBSでもリストアップされていたからです。

 店内は良い雰囲気で、なんつーか、清潔で入りやすい空間って感じでした。地元のおじさんとかも気軽に入ってきて、品の良いレイアウトでも馴染みやすい空気に包まれるといった感じでしょうか。

 注文したのはハンバーグチーズ焼きのセット(ライス、コーヒー、サラダ、デザート、スープ)で1,880円。俺としては普通の値段だと思っていましたが、両親に言わせると『いい値段』だそうで。まあ、置かれている環境の違いだから、そういうのも仕方ないでしょう。

 味は噂になるだけあって美味しかったです。どちらかと言えば、素材を引き立てる手法なんじゃないでしょうか。

 他に気になる店としては、地元に『雪村庵』というところがあるのですが、ここで和風フレンチが食べられるそうなんです。それが東京と比較すると、3分の1くらいの値段だとかで更に気になります。でも完全予約制だから、一人で行ったり、男同士で行くのもなぁ・・・。

 まあ、ギャラリーやカフェもあるらしいので、最初はそこから入るというのも良いかもしれません。自分の芸術を論ずる言葉はありませんが、自分を潤すか否かくらいは分かります。

 を買いました。もともとWizardryシリーズは興味があって、というか初代作『狂王の訓練場』には小学生の頃にFC版で凄いハマッて全アイテムを揃えてみたり、その後は10年くらい前に出たSFC版BCFくらいしかやっておらず、前作『前線の学府』もスルーしていたんですが、2chの家庭用RPG板のスレを読んでたら、段々と欲しくなってしまったという、俺にとって毎度の衝動買いパターンです。

 もっとも、前作は定評があると聞き及んでいたし、スレのテンプレートにある『微好評』という微妙な表現が、とどのつまりは面白いという事を指していると思ったからです。

 ちなみに前作の経験者でもあるKataに話をしたら、すぐに買うという話でした。まあ、前作をやってるから余計にイメージも湧くのでしょう。

 ただ、巷の噂では出荷数が少ないとの話があり、俺も最初に店に着いた時には店頭にパッケージが置いてなくて唖然としました。当然中古品も無し。途方に暮れつつ、週末の休みに買いに行くか、行くにしてもどこに行くかなどを考えつつ、店内の漫画の棚なんかを見ながらをウロウロとした後、再びゲームの新作棚のところで渋い顔をしつつ、自分に見落としが無いか再チェックをしていたら、店員さんが、

店員:「失礼しまーす!」

 と、言って、その棚にWiz XTH2のパッケージを置いたので、俺は獲物を見つけたカメレオンの如き動きで素早くそれを手に取りました。

 その時の俺の心持ちと言ったら、正に、

このストレイツォ、容赦せん!

 と、そんな言葉が思わず口から出てしまいそうになるくらい、興奮の度合いは隠せませんでしたね。何を容赦しないのかは全く分かりませんが、敢えて言うなら、俺が買うまで誰にも渡さないオーラを発散してた気もします。

 で、帰宅後に早速プレイ。キャラの作成とかは従来Wizに近いので、そんなに苦も無く出来ましたが、どうせ成長してしまえば一緒だとポイント振りとか適当に。そして完成したパーティは、

という構成で、キャラの種族に偏りがあるのは脳内設定の影響だから問題ありません。この辺は自分の自由な設定で楽しむのがWizです。例えば俺が小学生時代に狂王の訓練所で遊んだ時は仲の良かった友人達の名前を借りたキャラと共にダンジョン巡りをしてましたしね。まあ、明らかに相性が悪いディアボロスの2人が気になりますが。

 さらに今回は舞台がなんと式部京という世界の東にある学園です! ギルガメッシュの酒場が寄宿舎に、ボルダック商店が購買所に、カント寺院が保健室になってるくらい学園物です。しかも保健室の先生はドワーフです。美人系の先輩や教師に会ったと思ったら、校長室に居た教師は幽霊というか死神でした。そして校長先生は男塾に出てくる江田島平八みたいなネコ人間です。

 更に世界は古代文明へと続く道『ロード』の支配権を巡って、人間と魔族が各ロードの争いを繰り広げています。我々は、その戦いにおける準英雄候補生として、その育成機関である式部京に入学したというのが概要です。

 えーっと、まずお金が無くて装備が買えません。せめて後衛の為に弓矢とかスリングを購入しようと思ったけど、集金してやっと1セット買えるかどうかだったので、魔術士と僧侶は防御、狩人は後ろからブレスを吐く事にしました。そして最初のダンジョンであるノービスロードで、Lv3バットと初めての戦いを行い全滅させられたので即ソフトリセット。

 再開するとダンジョンで戦闘前に巻き戻ったので、途中でLv1バットと戦い勝利しながら、式部京に戻った時には、前衛のHPが半分になっていました。これは流石に厳しいなと寄宿舎に行き、定番の馬小屋で休む(MPだけ全快する)をして、気付いたようにダンジョンに戻り回復魔法でHPを回復し、減ったMPは馬小屋で・・・と思ってダンジョンで魔法を使おうとしたら、僧侶である静乃が回復魔法を持っていませんでした。

 途端に左脳が、このダンジョンで最初の回復魔法を覚えるまでに生き延びる生活方法を計算し始めたのは言うまでもありません。何せ一番体力が多い志征でもHPが19しか無いのです。ダメージ1点の攻撃でも19回受けたら死にます。と、なると、コマンド選択式RPGで回避に頼るのは無理です。勝利した際の金も回復薬で賄えるほど潤沢である筈がありません。

 そうなるとやはりキーになるのは、敵を無力化する呪文、そう旧Wizシリーズでいうところのカティノ相当の魔法の使用回数=この隊の戦闘できる基本回数と考えるが善哉。というわけで、魔術士である司光の魔法使用回数を見ると、Lv1魔法が3回・・・。まあ、Lv1キャラで適当振りならこんなもんでしょう。

 で、実際に使ってみると、これがまた効き目が悪い。うーん、相手がバットだったから、それともクリーピングコインだったからか。結局、志征と舞夜、それにファルとレイの攻撃で片付けたようなもんです。・・・・・てか、これも司光と静乃がまともな呪文を覚えるまでの辛抱だ!
 そんな感じで、こまごまと学園とロードを行き来してた時に気付きました。
 理不尽なのに納得できて、苦労するのにやめられない。時間がかかりそうでかからない、この微妙なバランス。

「ああ、これこれ、これだよ、これ。これがWizardryの冒険だ。」

と。

 古き良きRPGを知る人、最近のRPGの演出過剰に辟易してる人などに、特にお薦めしたい一本です。まあまあ、気になる人と言ったら多分Wiz経験者でしょうから、俺に騙されたと思って少し触れてみて下さいよ。


2006/4/3:
思わず買ったDVD

 ゲームやってストーリーは知ってるし買わないでもいいかな〜〜〜〜〜と、思いながらも結局買うに至ってしまった Fate/Stay night初回特典版

 まーまーまー、基本的に話はゲーム版と同じでした。でもまあ、3エピソードを上手く融和した形のストーリーになるのかなー。或いは全く別エピソードかもしれないけど。監修にはTYPE-MOONの面々がしっかり関わってるっぽいので、酷評だったOVA版月姫と違って、FateはTV放映もされてて人気も上々だし。

 声優もぴったしでいいですね。言峰綺礼が中田譲治なのが渋い。あの滲み出る品の良い邪悪っぽい胡散臭さにぴったりです。しかしStay nightでは極辛マーボーを食べるシーンが無いのが残念だ!

 舞乙HimeもCARCASSや後輩に誘引されるように見てましたが、最後が結構しっかり締まったので、昨今のアニメの中ではなかなかでした。ニナも幸せになれるみたいで良かった良かった。一番の萌えキャラは最終話で老年シスターからクールレディに強制若返り変身をさせられたミス・マリアで決まりだと思いますが。

 エウレカセブンも終わりました。大団円って感じでしたが、コンパクドライブとか色々と分からないキーワードは分からないままです。えーと、サクヤとかはどこに行ったんだっけ? あ、でもアンコール再放送を深夜枠でやるみたいです。うーん、でも爽やかな話が鬱々としてくるのをまた見たくはない気がするなぁ。

 カブトは、ザビーの資格者ってどうなるんだろう。ドレイクもカブトみたいに非ゼクトらしいけど。むしろ気になるのは、叩き付けたザビーの変身アームバンドを無視して立ち去るシャドーの面々。これは大事なものじゃないのか。ザビーゼクターも可哀想に。

 TV東京で始まったゾイドの後番組『牙』
なかなか面白かったです。特にお母さんの不気味さにちょっとドッキリ。でもいきなり異世界に行ってしまって、あの薄汚れた空気の街を舞台に戦うわけじゃないのが残念かも。

 ガッシュの後番組というか、本来の枠に戻った感じの『デジモンセイバーズ』
主人公がいきなりデジモンに素手で殴り掛かってました。全体的に快活でスッキリ見れる構成で善哉。

 DVDを観に行った時に見た発売予定で『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(スペシャル版/通常版)』が4月25日発売予定になってて嬉しい。これは買わないと。
 でも、ファフナーは面白いんだけど、見てると哀しくなるからなー。特にRIGHT OF LEFTは、追い詰められていく密室モノ的なところがあって、ぶっちゃけラストは泣けてしまう。でも買おう。

 最近はゲームとアニメの話しか書いてない気がするので、たまには教養ある話。
 自分と違うものには興味を持つのは人間の知的好奇心だと思うのですが、病弱だった幼い頃に買って貰った辞典集で、俺が興味を示したものが3つあります。それが水俣病、寄生虫、深海魚。

 で、今回買った本が、『深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち

 『深海』という基礎知識についてもきちんと解説が入っており、一部の深海生物については生きているのを撮影した写真もあってなかなかに面白い。でも、ダメな人はダメかもしれませんね。寄生虫よりは苦手な人も少ないかもしれませんけど。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...