Angel of Black

過去Log(2005年10月)


2005/10/28:
ワンダと巨像

 『ワンダと巨像』買いました!

 ぶっちゃけ、教えられるヒントを頼りと、剣の輝きの導きを頼りにフィールドを探索して、巨像を倒すだけのゲームです。女の子の手を引っ張って城を脱出するICOとは、また違うものがありますが、あの雰囲気はやはり持ち込まれていると思います。なんといっても巨像との戦いがやはり面白い。

 巨像は、ワンダを見つけると目が白く光って、それが視認したという目印らしく、顔をワンダの方に向けてきます。そしてゆっくりと挙動。ちなみにワンダよりも遥かに巨大なのでダメージも半端じゃないし、普通の攻撃では殆ど効きません。よって、弱点を見つけてそこに何度も剣を突き刺す事になります。

 弱点は、頭部だったり、腹部だったり、尻だったり、巨像毎に色々な場所にありますが、そこに近付くと白く紋章のようなものが光るので分かります。問題なのは、そこにどうやって近付くかなのです。

 その為に色々と四苦八苦するわけですが、足にしがみついて剣を突き刺し、片膝を付いたところでよじ登っていくとか、振り下ろした武器を足場に駆け上がったりするわけです。当然、巨像もしがみ付いたワンダを振り払おうと足を大きく振ったり、首を振り回したり、多彩な動きを見せてくれるわけで。ここでワンダは振り落とされまいとしがみ付くわけですが、握力ゲージの存在が緊張感をもたらします。

 そして、その世界観。巨像に攻撃すると吹き出す黒い煙、倒した時にワンダの身体を刺すかのように吸い込まれていく黒い光の帯、そして少女を生き返らせる事が出来るという謎の声・・・。ICOの時にも敵として出てきた黒い人影も出てくるし。まあ、エンディングのネタバレが速攻されていましたが、この明確な言葉で語られない世界観のお陰で、ネタバレされても妄想が膨らむばかりです。ICOを基準として過去の物語かもしれないし、未来の物語かもしれないし、ICOとヨルダの話なのかもしれない。それら全てに答えは無く、全てかもしれないし、どれかかもしれない。

 その不明確さ、幻想さを再び楽しませてくれるのですから、流石です。アンチの人も多いようですが、その幻想的な部分を楽しめないんでしょうなぁ。デジタルで計算しきれない、アナログな部分ではありますから。それとやり込み要素は少ないかもしれませんが、最近のゲームは無駄に詰め込み過ぎて過剰に時間を消耗する事になるので丁度良いです。区切りも付け易いし。

 個人的にはオススメですが、ガガガ!っと、やり込みたい人にはちょっと・・・ですね。数値的なものとか、そういうのは無視しても良いから、幻想世界の光や風を感じてみたいという人にオススメ。

 気紛れ更新と言っておきながらも、最近は更新が遅れ気味でごめんなさい。ここを見ている人がどれだけ居るか分からないので、誰に謝ってるか分かりませんが。

 いやね、ここ最近、仕事が面白くてですねぇ。そっちに集中してると、思わず更新しないままになってしまうんですよ。うちの会社は小さいですし、経験と勘を武器に生き残ってきてますが、その経験と勘を持った人達が居なくなる未来が段々と近くに迫ってきているんですよ。いわゆる団塊の世代が定年を迎えるというやつですが。

 そして残される我々がどれだけの技術を継承してるかと言えば、やはり及ばないわけです。年齢層に2世代くらいの断層がありまして、その間で正しく技術継承が行われなかったものですから。

 それでも若い芽というのはあるわけでして、職人さんのお眼鏡に適う人もいるわけです。有り難い事に、俺もその中に入れて貰えてるようなのですが、やはり到底及ばないというのを、普段から実感します。

 けれど、我々の成長を世間は待っていてはくれませんから、甘えてもいられないし、かと言って、職人さん達が培ってきた経験と勘を100%受け継ぐ事も出来ません。だから、経験と勘を知識の蓄積と裏付けと分析力と理解力を動員して、早く、出来るだけ早く、吸収するしか無いのです。ましてや、うちのような会社では尚更の事。金も人材も無いのですから、理解する前にやるしか無いのです。述懐するのは時間の余裕出来た時にして、今は盲目的に実行するし、その中から自分で何か掴み、次代にも役に立つようにするしか無い。

 世間の流れに翻弄されつつも、その中から術を見つけ出すという現状、手応えの実感というのを感じずには居られません。自分のやった事が生きている死んでいるか、自分で分かってしまうし、ダメならダメで自分で何とか出来るわけで。

 俺の性格だと、そんな状況を面白いと感じない筈が無いのです。

 MMOで何かを頼まれる時も嬉しいものでしたが、現実の世界で団塊の世代と呼ばれる実績を積んだ人達に「よろしく頼むな。」と頼まれるのは、更にシビれるものがありますねぇ。

 取り巻く環境は比較すれば悪い流れが多いですが、僅かな好循環を使って、流れを変えるしかないのでしょう。結局、至る所は『やるしか無い。』というだけですか。


2005/10/24:
我們絶世双驕

 絶世双驕DVD-BOX見終わりました。何だか最後の40話が10話分くらいを詰め込もうとしたらしくて、異常なカットぶりに驚きました。

 話の全体をグループ分けすると、不二庄の陰謀を探る不二庄編、天門門主に破れ記憶を失った明月宮主を守る易楼編、それぞれのカップリングの親交が深まる邪悪林編、天門宝物庫の鍵となる天門令と様々な思惑から生まれた陰謀が明るみに出る天門令編、武林派の元に打倒天門の武人が集まって天門との決着を付ける四大門派編という感じですか。

 最後の40話は超圧縮されすぎですが、それまでの過程は内容も濃く、心理描写なんかも上手く表現されていて面白いのですがねぇ。原作の小説『絶代雙驕』のボリュームが相当あって、TV版を作った時にまとめきれなかったんでしょうね。

 しかし、同じ原作を持つ『小魚兒與花無缺(PROUD OF TWINS)珍蔵版』と、90%ストーリーが違うのが凄いですな・・・。原作の武侠小説『絶代雙驕』がどんな話だったのか気になる内容ですが、こうまで違う2つの作品があると、これらの作品と小説の関連性というのも希薄なんだろうなと推測してしまいます。絶世双驕の面白さは、絶世双驕オリジナルなんだろうな。

 武侠物のDVDで面白そうなものと言えば、Gガンダムで東方不敗やデビルガンダム四天王の名前にも使われている笑傲江湖ですかね。見た事無いけど、レビューを見ると相当面白いらしいです。迷いますな〜。日本語国内向けDVD-BOXは高いし。

 ARIAの既刊7巻を、まとめて大人買い。今まで買わなかった自分に勿体無い!と言いたいくらいに面白かった。いやマジでオススメ。精神的に疲れた時に読むと元気が出ますよ、きっと。普段の生活で疲れるような事があったら、是非手にとって読んで欲しい!

 俺的には5巻から登場するアテナ先輩のドジっ子ぶりが好き。見た目はクール系のキャラなのに(笑)

 後輩Mが後輩S.Tから高順カードを巻き上げて週末の夜を楽しんでました。流石に翌週には返したようですが。というか、そこまでして使いたいのかと問いたい。

 ちなみに週末の夜も「蔡ヨウの封印の計」が大活躍

 過保護に守られている高順はダメージを受けて敗退する前に城内に撤退。他のカードで敵武将を撃退した後に重々しく高順を出して高順で攻城。そして、






後輩M「さすが高順!大活躍ぅ〜!」






 俺の瞳には高順が城に篭っている間、蔡ヨウで必死に敵計略を封印しまくってるように映っているのは何かのまやかしかなんだろうな、きっと・・・。


2005/10/20:
陥陣営(かんじんえい)

 ここ最近、週末深夜もゲーセン入り浸りな場合が結構あります。QoDをのんびりと再開したのと会社の同僚、後輩達が三国志大戦をやってるのを眺めて騒いだりしてるからですが、先週の土曜の夜もそのゲーセンは相変わらず賑わっていました。

 三国志大戦も最近バージョンアップしたらしく、新カード、新勢力が増えたみたいで、後輩Mは涼州軍に分類された2枚の呂布カードが欲しい欲しいと息巻いていました。

 呂布、性を呂、名を布、字を奉先。弓に優れ、酒に酔ったまま人の頭に乗せた的を射抜き、劉備三義兄弟を同時に相手にして引き分けたというくらいの戦闘力と共に、当時権勢を誇った董卓から養子になれと誘われて義父だった丁原を裏切って殺し、その董卓も女がらみで殺し(史実では董卓の愛妾に、演義では貂蝉に手を出した為)、その咎で追い詰められたのを逃げた所を徐州の太守となっていた劉備に助けられ、劉備が曹操との戦で城を離れた隙にすかさず城を乗っ取り、その後、曹操に城を水攻めされて処刑された経緯の持ち主で、その膂力と目先の欲に目が眩む頭の悪さと優柔不断さで有名な武将です。三国無双シリーズの呂布のように雄々しいというより、粗暴で優柔不断で頭が悪いというのが、中国人の間でも一般的だそうです。

 まあ、そんな感じに三国無双や蒼天航路のように物語を演出する為に脚色された呂布に騙されている後輩Mですから、呂布は愛するギース・ハワードくらいに大好きで、目が眩んでます。

 と、同時に、呂布が処刑される際に共に殉死した呂布の配下、陳宮、高順、それと呂布の死後、曹操に仕えて呉に『遼来来』として恐れられる事になる張遼も後輩Mは大好きです。

 従来の三国志大戦で、張遼及び陳宮は魏の武将カードとして登場していました。陳宮は呂布に仕える前は魏の曹操に仕えていたからという事でしょう。

 ですが今回、高順、張遼、陳宮の涼州軍版が登場。更に呂布も涼州軍版で登場し、全ての三国志キャラの中で最も武力が高く、最も知力が低い武将だった呂布の少し頭が良いバージョン(従来は知力1、今回は知力2と4のバージョン)が追加され、後輩Mは意気揚々。

 そんな中、会社の後輩S.Tが新カード「高順」をGET、「おー、新カード〜。」と皆が珍しがる中、






後輩M「おおおおおおおお!こうじゅんんんんんん!!!






と、けたたましく喚く後輩M。早速、

後輩M「おい、S.T、高順の計略、使ってみたいから貸せ!」

と、隣のサテライトが空いた途端に、後輩S.Tの高順カードを素早く奪い取りデッキに入れてしまいます。そしてその回のプレイでは大方の予測通り、






新カード「蔡ヨウ」大活躍!






 流石に高名な文人である蔡ヨウ、安価なコストで敵の計略を一定時間封じ込めるという計略が敵の戦術を次々と封殺していきます。素晴らしい。そんな中、その現実を見つめない後輩Mだけが、今回のプレイで活躍したのは高順だと言い張ります。

 高順の計略「陥陣営」は自分の武力・柵攻撃力・城攻撃力を同時に高める強化系ですが、自分の武力は8→9という微々たる上昇でした。それでも高順を愛する後輩Mは、カードを返しながらとても物欲しそうな瞳で見つめ、周囲がその姿を笑う中、後輩S.Tを羨ましそうな目で見つめながら、






後輩M「S.T、お前、月曜からイジメな。」






 と、三十路になった男とは思えないトンデモナイ台詞を口にし始めました。






俺「おいおい、まさか自分で高順を引くまでイジメるつもりかよ?(笑)」

後輩M「当り前っすよ!(爆)」






 ・・・・・こいつはまた、そんな自爆するようなネタトークを口にして・・・・・。月曜から後輩S.Tをイジメると公言した彼が、それを実行すると共に、後輩S.Tも含めた周囲の人の笑いの種になっているのは言うまでもありません。

 ちなみに、彼が今回血眼になっている高順。自らが精練した精兵700(公称1,000)人を率いて、戦った相手を必ず倒す事から「陥陣営」(敵の陣営を必ず陥落させるという意味かな)と、あだ名され、飲酒もせず気性も品行方正清廉潔白で、呂布に諫言もするくらいの肝の太さ。しかしそれを呂布に疎まれ、精兵を巻き上げられて、呂布は血縁関係にある魏続にその精兵を与え、更に高順をその魏続の配下にしてしまうという横暴ぶり。それでも呂布を恨まずに殉死したという話だから、後輩Mとはこれまた大違いです。

 最も、違う故に惹かれるのかもしれませんが。






 ARIAの前編にあたるAQUAを買いました。

 面白いですねー。これなら安心してARIAも全巻大人買いしちゃおうかと思うくらい。老若男女全てにオススメのどこか懐かしいSFファンタジー。

 懐かしいと言えば、どこか懐かしい幻想を抱かせるワンダと巨像も来週発売。電プレに製作者インタビューが掲載されていて、「ワンダと少女は、ICOに出てきたICOと少女かもしれないし、そうじゃないかもしれない。」なんて言われたら、もう脳内幻想しまくりデスネ!

 それとほぼ同時に、Fate/hollow ataraxiaも発売で、キーワードは「約束された四日間」、ああ、歌月十夜と同じ形式ですな。楽しみだー!

 楽しみと言えば、楽しみにしていた「絶世双驕」が届きました。台詞も字幕も90%分からないまま楽しんでます。というか言葉が分かればもっと面白いんだろうなーと、弟に言われますが、それはもう字幕の簡体中国語とシーンの雰囲気で察しろ!としか。

 分類で言えば武侠物というやつで、日本だと時代劇なんかに相当するのかな。中国(中国じゃなくて台湾でした)で人気の小説のドラマ化らしく、1話40分くらいで全40話20巻というボリュームで半分まで観ましたが、やっぱり面白いです。買って良かった。これで言葉が分かれば更に面白いという事は、言葉を勉強して理解できたらもう一度楽しめるわけですね(笑)


2005/10/11:
行方不明のクレジットカード。その失踪と原因について。

 中国出張に行く前に、「向こうに個人のクレジットカードは失くしたら怖いしな〜。」と思って、クレジットカードやメンバーズカードをまとめて置いていきました。そもそもの間違いがここにあります。

 そして中国から帰ってきて、いざ財布の中にカード類を入れようと自宅の机を漁ったらカード類が見当たりません。よって記憶を辿ります。記憶を再生する際に物理的衝撃で記憶が復活するというのはドラマやアニメでよく使われる手法ですが、これは嘘らしいです。本当は最もそれに近い覚えている事柄を思い出して、それを糸口に少しずつ記憶を辿っていくしか無いというのをどこかで知りました。

 というわけで、『カード類』を『中国に行く前に置いていく』というキーワードを元に記憶を探ると、机の上に無造作に置いた自分が浮かびましたが、これは3月の旅行に行った時の記憶です。今回は3月に得た教訓としての『カード類を無造作に机の上に置くというのは良くない』というキーワードから、少しは目に付かない所に置くべきだという要素が付加され、『どこかに入れた』筈なのです。よって、バックか机の引き出しの中にはある筈。






 そう思い続けて9日が経過しました。その間、俺のカード類は行方不明で失踪を続けたままです。少なくとも攫われて悪用される事は無いと思いますが、やはり手元に無い上に、帰国してから一度も見てないのは不安感を駆り立てます。

 お陰で机の上が綺麗になりました。ついでに引き出しの中も綺麗になりました。ゴミ箱が2つ溢れ返るくらいにゴミが出てきました。

 が、カード類は出てきません。

 仕方ないので記憶を辿りますが、『普通に置いたら危険だと思ったから、どこかに入れた』という記憶しか出てきません。カード類をどこかに入れた・・・つまり『挟んだ』という行為も入れたに含まれる筈・・・。そして『隠すべきだ』という気持ちとやたら机が気になる事から、『机の中にある何かにカード類を入れた』という事ですが、自宅の自分の机の引き出しは正に逆さまにして全てチェックした筈・・・そうしたら・・・まさか・・・・・。






 会社のデスクの机の中にある財形に入ってる特典で貰った布巾に挟んであるなんて、帰国後の俺でも気付くのに9日間もかかりました。

 9日間も自分を欺き続ける出国直前の俺、流石。

 そこでハッキリ思い出したのは、会社を出る直前まで、カード類を持っていくか迷っていて、そこで慌てて机の中に入れて、尚且つすぐに見付からぬようにと布巾の中に包んだのを思い出しました。まあ、会社はセコム入ってますから、犯行があったとしても社内の人間以外有り得ませんし、社内の人間でそういう人が居ないのは確かなんで安心したんでしょうね。

 でもね、どれくらい不安だったかと言えば、井上陽水の『夢の中へ』を自然に歌ってしまうくらい不安だったんですが。

 探し物は何ですか 見つけ難いものですか
 タンスの中も、机の中も、 探したけれど、見付からないのに
 まだまだ探す気ですか。
 それより僕と踊りませんか
 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか

 探すのを止めた時 見付かる事もよくある話で
 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか

 正に歌詞通りの展開に苦笑い。



 FF7アドベンドチルドレンを観ました。感想は、アクションとか派手で良いですが、もう少しティファに動いて貰いたかったかな。ただですね、話の展開が原作のゲームFF7と全く同じなのは何故?
 形を変えた同じ話を見せられた気分で『?』という後味は隠せません。

 未来の話なのに同じ話を見せられるとは思わなかった。俺はてっきりクラウドが緩やかな日常を守る為にかつての仲間を率先して引っ張り、新しい脅威と戦うのかと思ってたら・・・。

 うーん、ファンであればあるほど、FF7の遺産を食い潰してるように見えるんじゃないかなー。少なくとも俺はそう見えるわけで。

 そこで何故今になってFF7を展開させてるかと推測すれば、やっぱ売れたからなんでしょうね。売れたからこそ、売れた時の話を(形を変えて)繰り返して新たな利益を得ようとしてるんじゃないかと勘繰ってしまう。まあ、この作品に限らず最近はそんなの多いけど。



 知らなかった!ガンパレードオーケストラが朝日テレビの深夜アニメ枠に入ってるなんて!早速録画予約だ!時間も毎週チェックしなくちゃ!

 ていうか、CARCASSがアカギが良いと勧めてきます。アカギさ、確かに面白いんだけどさ、話が進むともう麻雀の話じゃなくて、命のやり取りがどうこうって内容でなんか血生臭くて微妙なんだよなぁ。最初の頃は駆け引きが面白いんだけど、16巻辺りだと展開がちょっと。

 というわけで、個人的にはARIAオススメ。俺も水の都で癒されてみたい(笑)


2005/10/7:
久方ぶりの風邪

 実は中国に行ってた時に、あまりの暑さに部屋のクーラーをONにして、風呂上りにランニングとパンツという格好で2時間くらい煙草を吸いながらTVを見てたら、翌日の夕方くらいから咳が出て、そのまま軽い風邪を引きました。ていうか、未だに咳が止まらない。

 なんつーか、風邪引くの2年振りくらいじゃないの、俺。

 あ、そうそう前回、絶世双驕のリンクがキチンと貼られてなかったので今回は間違いないように確認もしっかりしてバッチリと。次に中国行った時にでも買おうかと思ったけど、いつ行くかも分からないし、俺もこの通販で買っちゃおうかな。輸送費が少し高いけど、EQとか買った時みたいにアメリカ―日本間とに比べれば安い安い(笑)

 しかし、なんかこれだけ書いたら書く事が無くなったような。実は日本に帰ってきてから、仕事して〜家でゲーム(三国無双4猛将伝)して〜というパターンばかりで、コレといって何もしてないんですよね・・・。

 あ!そうそう!今年度後期シーズンの深夜アニメの新放送が始まりまったので、なんちゃってオタクらしくその話でも!

 日曜日『ぱにぽにだっしゅ』、チラッと観て寝た。翌日、後輩Y.Mに面白いと教わる。

 月曜日『ガン×ソード』、前期からの続きで観てる。

 火曜日『クラスターエッジ』、眠いから0時前に寝た。

 水曜日『ARIA the Animation』、リアルタイムで見た。天野こずえさん原作では、『CRESENT NOISE』を全巻買い集めた俺が観ない訳にはいかないでしょう。画の雰囲気が天野こずえ調なのをしっかりそのまま残していて安心して楽しめた。というか原作買い集めてもいいな。置く場所が問題だけど。

 木曜日『舞-乙Hime』、眠気には勝てない。

 金曜日『GARO』、まだ観ていない。

 土曜日『格闘美神 武龍』、まだ観ていない。

 やっぱ今シーズンの俺的目玉は『ARIA』ですかね〜。原作者の別作品『CRESENT NOISE』を衝動買いで買って以来、作者が好きになって短編集とか買ってたりしますが、光と水と炎の表現を上手に作って、そこに音域を持つような一種独特の静かで暖かい空間を作り出してる魅力に惹かれるというか、読んでて心が暖かくなる感じです。良かったら是非一度、この天野こずえさんの作品を読んで下さいよ。老若男女関係なくオススメです!マジで!

 漫画と言えばですね、うちのHPでも利用してるAmazon.co.jpのアソシエイトプログラムですが、そのレポートを見てると、その9割が明らかに俺の注文だったりするんですが、残り1割くらい俺が知らないものが注文されてたりして、それが自分の全く意図しないものだったりするのが楽しいです。ちなみに売上は未だに還元された事がありませんので、あと10年くらいHPを継続させていれば、1回くらいは振込みがあるかもしれません(ちなみに最低支払いは1万円)。

 それはそれとして、影崎夕那さんがこんな大正浪漫な漫画を描いてたなんで存じませんでした。ここで買ってくれた人ありがとう!俺も早速探して一読してみる事にします!大正浪漫ってだけで萌え!これでツンデレなら通常の3倍萌え!

 そう言いつつ、最近注文したのは、
図解 鋳造用語辞典
アルミニウムのおはなし
熱処理技術入門―金属熱処理技能士・受検テキスト
だったり。最近は買っても読まない観ないが多くてトホホ。そういえば、あやかしびともまだプレイしてなかったなー。中国でやろうとしてたら飲みに行ったり、中国のTVが新鮮で面白くて、結局やらなかったもんで(笑)


2005/10/5:
中国出張

 個人的に実りある出張でした。疲れたけど。

 ネットに繋げられると思っていたところ、これが案の定設備が無かったり、LANケーブル差込口はあるのにLANケーブルが無かったり、LANケーブルがあっても接続方法の説明や説明書が無かったりとで、結局ネットには1度も接続しなかったですよ。会社はダイアルアップだったし。

 そんな訳で、大先輩達に誘われてスナックに飲みに行ったり、現地の人と食事に行ったり、会食したり、飲まされたり。

 行った場所は南通(Nan-Ton)という土地で、上海から北にある揚子江を渡って車で1時間程の場所で、現在中国が経済活動の場として最も注力してるところだそうです。お陰で日本人向けの店も多く、スナックで話を聞いたところ、南通に居る外人は殆どが日本人で、その他の国の人はあまり居ないそうです。

 それと食事の方は問題ありませんでした。ていうか、北京ダック食べ(させられ)過ぎて、腹が重い日もあったくらい。火鍋も美味しかったんだけど、火鍋に使う肉は牛肉より羊肉の方が美味いですね。火鍋のスープはもちろん辛い方が美味しいです。火鍋はぐつぐつとしてるスープに何でも突っ込むらしくて、牛の金玉とか蛙も食べたなぁ。あ、ラーメンは日本の方が美味しいですね。向こうの人も日本のラーメンの方が美味しいと言うくらいですから(笑)

 デザートという習慣が無いというのと、果実はお客様が来た歓迎の時くらいにしか食べないそうなんですが、大先輩Sさんがスイカ大好きなので、ある店では必ず頼んでいましたが、更に驚く事に向こうではスイカに塩をかけて食べる習慣が無いそうで、奇異の目で見られていて何だか笑えました。温室スイカもあるので一年中食べられるそうですが、流石にこの時期は甘みが足りなくて、大先輩Sさんは「水っぽいだけだ」と塩を振りかけつつ文句言いまくりでした。

 習慣の違いと言えば、向こうでは料理を全部平らげてしまうと、料理人の方が、

「自分の料理は足りなかったのだろうか?」

と、疑問に思ってしまうそうです。だから、食べ残して当り前。自分は満腹になるほど客をもてなした、という事を喜ぶ習慣なんだそうで。日本だと出されたものは全て食べるなので、最初は食べ切れなくて悪いかなと思いましたが、この話を聞いてからは思いっきり残しました(笑)

南通の噴水
 イベントがあったらしくて、水上舞台で演劇をしつつ、噴水をスクリーンをレーザーで光のイルミネーションが彩ってました。でもこれは舞台の裏側なので演劇は見えません。しかもピンボケ気味。

 それと気に入ったのが、中国でTV放映されている武侠物の番組。日本で言うところの時代劇が一番近いかな。でも、向こうはCGやワイヤアクションを使ったアクションが盛り込まれてて、それを見るだけでも面白いんですよ。

 で、気に入ったのがコレ、絶世双驕。見ての通り、主人公役の2人はジャニーズ系で、いい味出した演技をするし、ヒロイン勢もツンデレ系で格好良く、可愛い。中国は完全な男女同権だから、女性は守られる立場に居るというより、率先して前に出てきますね。武侠物だと男と同じように格好良く戦う女性キャラが多い。この辺、かなり俺好み。
 勿論、TVで見てる時は言葉も分かりませんでしたし、これを上のサイトから買ったとしても中国国内向けの製品なので、やっぱり言葉は分かりませんが、中国語字幕も出るので、それを見て演技や漢字から意図の大半は読み取れるんで、それはそれで面白いんです。20枚組でこの値段ならお得じゃないかな。TVで見てたら画質も悪くなかったし。個人的に中国語が分からなくても平気だぜ!といえる俺みたいに奇特な人にオススメです。

 そうそう、男女差別が最も酷いと言われる日本から見ると、男女同権ってどうなのかなーって思いませんか?特に昨今では男女平等が主張されて久しいですし。
 これがですね、自分でも意外だなと思ったんですけど、男女同権だと、ぶっちゃけ男が腑抜けるみたいです。

 向こうの会社でも、「あ、この人に頼めば間違いなく記録をとってくれるな。」とか「この人なら間違いなくしっかりやってくれるな。」と思えるような、マトモに仕事が出来る人が全員女性だったんです。男は逆。口では「やります、やります。」というのに、結局何もやってなくて、行く度に怒らなくてはならないと、某M財閥系重電関係R社の部長さん、職長さん、うちの大先輩Sさんと、団塊世代が口を揃えて言うくらいですから間違いありません。

 男ってもんは、責任が少なくて良いと府抜けるもんなのかぁ・・・と考えた後、ひとつ閃きました。男尊女卑というのは、意外と女性(の全体意識)が作った男を働かせる為のシステムなのでは無いかと(笑)
 放っておくと何もしないから、責任を持たせて、男を持ち上げて、調子に乗らせて働かせる為に社会の仕組みをそうしたんじゃないかと。日本でも男尊女卑って言ったって、公の場では確かにそうではありますが、家に戻るとどうか。意外に奥さんの尻に敷かれているって人も多いんじゃないですかね。ま、俺の勝手な推論なんで気にしないで下さい。

 どちらにしろ、中国で仕事を頼む時は男性より女性の方が安心で確実という事実は確かなんですよ。もう厳しく言ったり、怒鳴ったり、書面に拇印を押させたり、サインをさせたりしても分かってくれない事が多い。まー、男女同権も考え物です。やはり物事は適材適所じゃないとダメですね。

 仕事については・・・耳が痛い思いを山ほどしました(笑)
 以前、『団塊世代の定年』がニュースになってましたが、まさかこれほどまでに力量差があって、現実で彼らが作った遺産を食い潰して生き延びてる事例の多い事か。俺にはまだその世代と触れ合う機会が与えられてるので、その力を盗めるだけ盗んで、下地に出来る状況にあるのは、なんと幸運な事なのかと実感しますよ。数年前、やはり団塊世代の今の上司と一緒に、ある問題の調査・解決をした時をふと思い起こしたのですが、あの時はがむしゃらに上司に付いていくのが精一杯でしたが、今はその経験を下地に自分で意図して動く事が出来るようになったのですから、自分も少しは成長したんだなと、思わず感心したと同時に、日ごろの研鑽を積む事の重要性を非常に重く感じるようになりました。

 それがこのように言葉で表せる程に理解出来たのが今回の出張での最大の成果です。




 でもですね、俺が独身だからって中国の(工場の)人を嫁に貰えと、勝手に三人で盛り上がるのはどうかと思います。

某R社職長「自分、独身か?ほな、ここの会社の人と結婚しいや!

某R社部長「おお、それええわ!

俺「いや、それはちょっとまだ・・・。」

大先輩S「そこに居るお姉ちゃんとか、あともう一人使えるのがいるんだわ。

某R社職長「そうそう、王ってのがおるんですわ。三次元も出来て、今は怪我で休んでるけど。

某R社部長「それええやないか!よし!お前それで決まりや!

 何が決まりや。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...