敬語

 聞き手や話題にのぼっている人物・事物に対する話し手の敬意を表す言語的表現。日本語の敬語には、聞き手・話題に対して話し手の敬意を表現する「尊敬語」「謙譲語」と、聞き手に対して話し手の敬意を直接に表現する「丁寧語」とがある。


丁寧語

 敬語の一。話し手が、聞き手に対して敬意を直接表したり、改まった気持ちで、言葉遣いを丁寧にしたりする時に用いられるもの。口語の「です」「ます」「ございます」、文語の「侍り」「候」などの語がある。また、接頭語「お」も、「お弁当」「お酒」「お茶」などのように、丁寧語としても用いられる。


尊敬語

 敬語の一。話し手が聞き手または話題の中の動作主、また、その動作・状態・事物などを高めて言い表すもの。特別の語を用いる場合(「おっしゃる・いらっしゃる」)、接辞を付加する場合(「お手紙・御主人・奥様」)、助動詞や補助動詞を添える場合(「れる・くれる・給う・お…になる」)などがある。


謙譲語

 敬語の一。話し手が聞き手や話中の人に対して敬意を表すために、自分または自分の側に立つと思われるものや動作などをへりくだって言い表すもの。「申し上げる」「いただく」「愚息」「拝見」「小宅」など。謙遜(けんそん)語。


(主な)敬語表
普通語 丁寧語 尊敬語 謙譲語
いる います いらっしゃいます おります
言う 言います おっしゃいます 申します
する します なさいます 致します
見る 見ます ご覧になります 拝見します
来る 来ます お出でになります
お見えになります
参ります
行く 行きます 行かれます 参ります
聞く 聞きます 聞かれます
お聞きになります
お聞きします
うかがいます
承ります
知っている 知っています ご存知です 存じ上げております
借りる 借ります お借りになります 拝借します
与える 与えます 下さいます 差し上げます
行く 行きます 行かれます 参ります

Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...