七神仏・三皇五帝


七神仏

赤愛佛、生育氏、甲三春、酉長庚、空谷神、龍谷氏、継天佛


三皇

伏義
 男性神、上半身が人で下半身が蛇の姿をしていたといわれ、女[女咼]とは兄妹だったという説もある。大洪水で人類が滅んだとき、瓢箪の船に乗っていて助かり、その後結婚して人類の祖先になったという。伏羲は雷神の子で、八卦を定め、人類に火種を齎し、動物の肉を焼いて食べられるようにしたともいわれるそうですが、えーっと、ノアの箱舟伝説?

女[女咼]
 黄色い土と水から人間を作ったとされる女神。共工が暴れた時に天を支え、五色の石で修復したとも言われる。

神農(炎帝)
 牛頭人身で五行の火徳によって皇になったとされる。農業と薬の神。

共工
 人面蛇身で洪水を起こすという。女[女咼]の時代から尭・舜・禹の時代に渡り、千年以上現れたとされる。中原勢力と敵対した中国西北部チベット系民族の羌族を指すのかもしれない。


五帝

黄帝(姓は公孫、名は軒轅)
 蚩尤を討って諸侯の人望を集め、神農氏に代わって帝となった。史記はその治世を、従わない者を討ち、道を開いて、後世の春秋戦国時代に中国とされる領域をすみずみまで統治した開国の帝王の時代として描く。

せんぎょく(個人または高陽氏)
 「人柄は物静かで奥ゆかしく、常に深謀を備えている」とある。 センギョクは民間の人々が神と関わる事を厭い、曾孫の重、黎に命じて天へ通ずる道を閉ざさせ、神と人との別を設けさせたという。これは、限られた階級のみが祭祀権を掌握する事を意味しているといわれている。

こく(個人または高辛氏)
 生まれながらにして、自分の名を言うことができ、明晰な人であったと記されている。


 陶唐氏とも。名は放勲(ほうくん)。星の動きを観察し暦を作ったとされる。舜の人格を見抜いて娘2人を娶らせて、後を継がせたと孟子などで伝わっているが、異説として山海経に「囚堯城」、「帝丹朱」という記述がある事から、実力者だった舜に強制的に退位を迫られ「囚堯城」に囚われ、舜は丹朱(尭の息子)を即位させたが、世論が自分にあると集まってるとして丹朱を廃して舜が即位したという説もある。

 なお、孟子などの書で、尭と舜は聖天子として崇められ尭舜と並び称される。


 名は重華。母を早くになくして、継母と連子と父親と暮らしていたが、父親達は連子に後を継がせるために隙あらば舜を殺そうと狙っていた。舜はそんな父親に対しても孝を尽くした。この噂が尭の耳に入り、尭は娘2人を娶らせた。尭は舜を登用すると朝廷から悪人を追い出して百官が良く治まった。それから二十年後、尭は舜に禅譲した。帝位についた舜は洪水を治めるために禹を採用し、禹はこれに成功した。その後39年間、帝位にあって最後は禹に禅譲して死去した。舜はコクを指しており、殷の開祖だという説もある。

 なお、孟子などの書で、尭と舜は聖天子として崇められ尭舜と並び称される。


Angel of Black is in the interval exceeding light and darkness...